愛しの国玉 4 シルフコミックス
著:アッチあい
出版社:KADOKAWA
元猫の国玉(くにたま:顔は人に近いがそれ以外はほぼ猫)との結婚生活を続ける大学生の日野真(ひの まこと)。
その日、真は国玉に留守番を任せ大学の図書館に向かった。
一方、国玉は初詣で買ったお守りを家に忘れた真に、それを届けようと言いつけを破り彼を追って行き……。
登場人物
黒猫
国玉の野良猫時代の友人
額に十字傷のある黒猫。
温泉旅館、みどり宿の看板猫。
あらすじ
真を追った国玉は真と友人の安藤(あんどう)が話しているのを聞いてしまう。
安藤は真が国玉と結婚している事を知っていると打ち明け、真の国玉への感情はペットを可愛いと思う気持ちではないかと問い掛ける。
「…まぁ、そうかもな…」
真の答えを聞いた国玉は思わず、その場から駆け出しやがて、トボトボと歩きながらアパートへ向かった。
歩きながらペットってなんだと、いつものように強がっていた国玉だったが、アパートに着く頃にはボロボロと大粒の涙を流していた。
ネコとして、ペットとして自分は真に好かれていた。
人間として愛されたい国玉にとって、その事は心を苛んだ。
そんな国玉に近寄る人影が……。
その後、アパートに戻った真は国玉が部屋にいない事に気付く。
アパートの入り口には国玉のクマのカバンが落ちていた。
誰かに攫われた?
そう考えた真は、国玉に以前から執着していたアパートの住人、樹本との下を訪れるのだった。
感想
今回は姿を消した国玉の捜索から始まり、福引とお好み焼き、風邪をひいた真、国玉とクッキー作り、新婚旅行と温泉等が収録されました。
今回も真と国玉はお互いを想いながらも、すれ違い真実の愛に気付く事なく日々を過ごしていました。
両方の気持ちや過去を知っている一読者からすると、もっとお互いの事を話し合えばいいのにと、ヤキモキしてしまいます。
まとめ
この巻のラスト、国玉と野良猫時代、友人だったネコが登場しました。
その黒猫の存在が国玉と真にどう作用するのか、次回も楽しみです。
この作品はComicWalkerにて一部無料でお読みいただけます。
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