漫画完結作品

台所のドラゴン 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年1月5日 更新日:

ドラゴン
台所のドラゴン 4 MFCジーンピクシブシリーズ

漫画:みよしふるまち
原作:縞田理理
出版社:KADOKAWA

森林警備官のミラクの助けもあり、ドラゴン(トカゲちゃん)は順調に成長を続けていました。
そんな中、“のの”の留学先の国は民主化の動きが強まり……。

広告

登場人物

オレル
ののが絵画を学ぶ大学の教授
“のの”の師であり情勢の不安定となった国でののが家を失った際、彼女の絵を預かった。

あらすじ

ののが留学した国。
東欧のその国ではののは気付いてはいなかったが、国民は生活に息苦しさを感じている様だった。

彼女の通う大学でも学生達の現政権に対する抗議運動がおこり、授業は休校になる事が多くなっていた。
そんな情勢の中、この国に卒業後も残りたいと言ったののに、お隣さんであるスラヴェナや森林警備官のミラクはやんわりと日本に戻るよう促す。

スラヴェナは迷っているののに自身の過去を話した。
彼女が今のののよりも若い頃、同じ様な運動は起きていた。
その時、彼女は運動に参加した大事な人を失っていた。

その人を奪った戦車はまだこの国にいる。

よく考えた方がいい、そう言ったスラヴェナの言葉を胸にののはトカゲちゃんの下を訪れた。
トカゲちゃんの洞窟には彼の鱗が落ちていた。

最後の成長の扉が開く時、そしてののがこの国を去る時が同時に近づいていた。

広告

感想

この作品はこの巻で完結です。
物語の端々で共産主義国家的な物は感じていましたが、“のの”の周辺は比較的穏やかでのんびりしていたので、まさか完結巻でこんな展開になるとは思いもしませんでした。

ののは政府の奨学金で学費や生活費を賄っていたらしく、住んでいた家も政府から貸し出されていた物でした。

なので、彼女は国民が感じていた息苦しさに気付いていなかった様です。

何となくですが、やはり自分の生活が困窮しないと、人はその立場にいる人の苦しみをリアルに感じる事は出来ないのかもしれません。

今回読んでいてそんな事を感じました。

まとめ

作中、民主化運動が始まり、色々きな臭い感じはありましたが、最終的にはとても気持ちのいいエンディングでした。
オマケとして収録されていた“のの”の逆バージョン、日本に来た留学生が龍(東洋の龍)と暮らす話ももっと読んでみたいと思える作品でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのOberholster Venitaによる画像です。
広告

-漫画完結作品
-, , , ,

関連記事

百合

最果てから徒歩5分 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

最果てから徒歩5分 2 BUNCHコミックス 作:糸井のぞ 出版社:新潮社 自殺の名所、死出ノ岬(志手ノ岬)。 どこかのサイトでランキング四位になった事で、更に死を求める者が集まる様になったその岬から …

海

妻、小学生になる。 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

妻、小学生になる。 4 芳文社コミックス 作:村田椰融 出版社:芳文社 圭介(けいすけ)と共に貴恵(たかえ)/万理華(まりか)の運動会の応援出かけたふたりの娘、麻衣(まい)。 彼女はそこで貴恵の家庭環 …

遠吠え

オオカミライズ 第五巻 あらすじ・感想

オオカミライズ 5 ヤングジャンプコミックス 著:伊藤悠 出版社:集英社 アキラの想い人、蛍(ほたる)の墓の事での誤解が解けないまま、彼は親友であり倭狼(ウォーラン)となったケンとぶつかる。 中国側の …

習字

子供はわかってあげない 下 あらすじ・感想

子供はわかってあげない 下 モーニングKC 作:田島列島 出版社:講談社 探偵である門司の兄、明(あき)の力をかりて朔田は父の居場所を突き止めます。 彼女は夏休みの部の合宿に合わせ、父のいる江虫浜に明 …

大豆

漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件 3 イブニングKC 原作:クマガエ 漫画:宮澤ひしを 出版社:講談社 漫画雑誌の編集者だった佐熊陽平(さくま ようへい)は十四年務めた出版社を …

DMMコミックレンタル

広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。