ぽんこつポン子 8 ビッグコミックス
作:矢島圭太
出版社:小学館
ゲンジの孫、ゆうなの学校の学園祭に呼ばれ東京にやって来たゲンジとポン子。
東京の人の多さに、田舎で暮らすゲンジは早々に気疲れを感じているようで……。
登場人物他
二朗(じろう)
ゆうなの父親
眼鏡を掛けた優しそうな男性。
マユとミユ
ゆうなの小学校時代の友人
ショートカットの明るい子と、ロングヘアーで眼鏡の穏やかそうな子のコンビ。
鮫ロボ
ロボ研が作った鮫型のロボット
プログラムのバグにより、空を泳ぎ人を襲う。
J.J電子の店員
アキバの電気店の店員
サングラスに長髪の男性。
故障したポン子を冷凍庫に入れ修理しようと試みる。
ポン子(姉)が北海道で出会った電気屋の弟。
くるみ
亡くなったゲンジの幼馴染クミの孫
クミの若い頃にそっくりだが、性格は丁寧でしっかりした感じ。
あらすじ
東京の人の多さに気疲れを感じつつも、孫のゆうなと巡る東京観光をゲンジはポン子と共に楽しんだ。
そして学祭の前日、ゆうなの忘れた携帯を届ける為、ポン子は学校を訪れる。
そこでは沢山の生徒達が文化祭の飾りつけに奔走していた。
そんな中、屋上で垂れ幕を掛けていた男子生徒の一人が、誤って転落。
男子生徒は垂れ幕を掴み何とか持ちこたえたものの、このままでは校庭に落ちるのも時間の問題だ。
それを見たポン子は出し物のスイートポテトを一つ貰い、おなら(マイナスイオン)で空を飛び見事男子生徒を救出。
彼女は図らずも全校生徒の注目を浴びる事となった。
その日の帰り道、携帯を届けてくれたポン子と街を歩いていたゆうなは、小学校時代の友人を街で見かける。
進学校に進んだ事で接点が無くなり、疎遠になっていた二人、マユとミユ。
ゆうなは声を掛けるべきか一瞬躊躇したが、彼女は覚悟を決めてかつての友人に声を掛けた。
感想
今回はゆうなの学校の文化祭での様子の他、ポン子壊れる、ハロウィン、ゲンジと黒い影などが収録されました。
今回も色々ありましたが、ゲンジ、ゆうな、ゆうなの母親眞智子(まちこ)等、ポン子と関わった事で変わった人々の事が改めて印象に残りました。
ゆうなは当初、ポン子を家電と同じように扱っていました。
しかし今ではゲンジとポン子と生活した事で、本来の優しさを取り戻している様に思いました。
眞智子も変化したゆうなの言葉を切っ掛けに、穏やかになった様に思います。
そしてゲンジはポン子と暮らす事で、今まで関わる事の無かったであろう町の子供達とも交流する様に変わってきました。
ぽんこつだけど、一生懸命なポン子をゲンジもとても大切に思っていると感じる巻でした。
まとめ
今回のラストではゲンジは謎の黒い服を着た何かに付きまとわれます。
それが原因なのか、それともゲンジが引き寄せたのかは分かりませんが、彼は倒れてしまいました。
ゲンジがどうなるのか、凄く気になります。
こちらの作品はビッグコミックBROS.NETにて第1話~3話までが無料で閲覧いただけます。
作者の矢寺圭太さんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。