君は放課後インソムニア 2 ビッグコミック
著:オジロマコト
出版社:小学館
不眠症の丸太(がんた)と伊咲(いさき)にとって、居心地のいい秘密の場所となった天文台。
その天文台に学校に無断で入り込んでいる事が、教師の倉敷(くらしき)にバレてしまいました。
ですが二人の事情を知る倉敷は、丸太の天文部として活動するという提案を学校側に通し顧問を引き受けてくれたのでした。
登場人物
白丸結(しろまる ゆい)
九曜高校天文部のOG
ショートカットのゲームセンター店長。
過去、天文部として活動し夜空を撮影した写真で、天体写真コンテストで大賞を取った。
マイペースでぼっち気質。
男女問わず人に耐性がないようだ。
灰田塁(はいだ るい)
丸太のクラスメイト
長髪をカチューシャで止めた陽キャな男子。
臨海学校で丸太は灰田のグループになり、睡眠を妨害される。
多分、騒がしいだけでそんなに悪い奴では無い。
羽咋(はくい)
九曜高校の男性教師
長身でガッチリとした体格の顎髭な男性。
多分、体育教師。
あらすじ
倉敷の気遣いで天文部として正式に天文台へ入れる様になった二人。
しかし、部を復活させたからには活動をしなければ存続は認めて貰えない。
丸太達は顧問を買って出てくれた倉敷に何をすればいいのか尋ねる。
だが帰ってきた答えは「知らぬ」だった。
固まる丸太に倉敷は天文部の卒業生に話は付けたから、会いに行って直接聞けと二人を送り出した。
電車でボックス席に座り話をするうち、揺れは二人を眠りに誘う。
やがて列車は目的の駅へ辿り着く。
慌てて降りたその駅の周辺は、田んぼと電柱しかない田舎だった。
その田舎を卒業生がいるという店を探し彷徨う。
日も暮れかけた頃、やがて見つけたその店はゲームの筐体が並ぶいわゆるゲームセンターだった。
感想
今回は冒頭の天文部を存続させる為の活動についての他、天文部OGの白丸による天体写真の撮影法のレクチャー、花火大会の約束、臨海学校等が描かれました。
丸太は生来凝り性な性格らしく、カメラにハマったようです。
そんな丸太が撮った伊咲の写真はとても自然で素敵でした。
二人を見ていると互いが互いを気遣い、どちらもが一緒にいたいと思っている事が伝わってきます。
二人に当てられている白丸が少し不憫でした。
まとめ
天文部として活動を始めた丸太と伊咲。
伊咲は水泳部と兼部という事で、活動は部長となった丸太が主として動いていくみたいです。
この作品は、小学館公式サイトで一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。