凸凹(でこぼこ)のワルツ 1 BLADEコミックス
著:森野きこり
出版社:マッグガーデン
料理好きな男子高校生、春海(はるみ)は過去のトラウマからその事を隠し、写真をSNSに上げる事で満足感を得ていました。
そんな彼がひょんな事から古文の教師、水原先生に料理を教える事となってしまい……。
登場人物
春海(はるみ)
高校一年生男子
料理好きな小柄な少年。
夜の仕事をしている母親と二人暮らし。
毎日忙しい母親を助ける為、料理を覚えた。
昔、料理の腕を披露した女子たちから、男なのに変と言われた事がトラウマになっている。
そのトラウマからクラスでは目立たない様に、人との交流を避けている。
水原(みずはら)
古文の教師
眼鏡で長身の女性。
猫背に青白い顔、ぼそぼそと喋る事で生徒や同僚教師から不気味がられている。
かわいい物好き。
藤(ふじ)
春海のクラスメイト
クラスでモブを貫いている春海を気に掛けているようだ。
あらすじ
料理好きな男子高校生、春海は幼い頃、料理の腕を披露した事を女子たちから男なのに変だと気持ち悪がられ、以来、その事を隠し生きてきた。
現在はSNSに可愛く盛り付けたお弁当をアップし、その反応で満足感を得ている。
そんなある日の昼休み、春海はその上背と纏った負のオーラから生徒だけでなく、教師からも不気味がられている古文の水原先生に課題を届けた際、彼女が自分の投稿を見て作ったお弁当を見てしまう。
炭……。
彼女は自分の上げたレシピを参考にしたというが、どうやれば炭になるのか春海には理解出来なかった。
春海が恐る恐る食べるつもりか問うと、水原は表面を取ればと食べる気、満々の様子。
その事に耐え兼ねた春海は食べるならこっちをと自らの弁当を差し出した。
春海が差し出した花柄のオムライス弁当を口に運んだ水原は、頬を赤らめ美味しいと呟いた。
感想
料理好きな男子高校生と、不気味なオーラを纏った長身の眼鏡教師が料理を通して触れ合うほのぼのとしたラブロマンスです。
水原先生は普段は凄く陰気で不気味ですが、春海と二人だけの時は凄く可愛いです。
その場面だけ見ていると、メチャメチャモテそうなのですが……。
動揺した時の反応が目を剥くだったり、ブツブツと聞き取れない言葉を呟く所だったりがやっぱりネックなのかなぁ。
まとめ
生徒と教師の秘密の触れ合い。
今後、それが恋に発展するのか、そうなった時、二人はどうするのか。
先が楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
作者の森野きこりさんのTwitterはこちら。
この作品はMAGCOMIにて一部無料でお読みいただけます。