ふたりエスケープ 1 百合姫コミックス
著:田口囁一
出版社:一迅社
漫画家の後輩と無職の先輩による「現実逃避」をテーマにしたゆるふわな日々を綴った作品です。
登場人物
後輩
締め切りに追われる女性漫画家
黒髪ロングのオタクな女子。
現在は無職の先輩とルームシェアして暮らしている。
締め切りが迫る、ネタが浮かばない等で現実から逃避しがち。
実家は北坂戸。
先輩
無職になり自由を謳歌している(ように見える)女性
ゆるふわロングのそばかす女子。
小っちゃい。
よく食べ、よく飲み、よく遊び、よく寝る。
後輩いわく、可愛いだけが取り柄の女。
あらすじ
漫画家の後輩はその日、ネームに行き詰まり自分の限界を感じていた。
「遠くへ……ゆきたい……」
涙を流し呟いたその言葉に、一緒に暮らしている先輩(小っちゃくて可愛い)は、
「……行けば?」
とゲームしながら流し気味に答える。
そんな先輩の反応に憤り後輩は「現実逃避に付き合って下さいよ!!!」と涙ぐみながら訴える。
「何か心が明るくなるようなプランを!!」
そう言った後輩に先輩は今忙しいからと、動物達が暮らすの森のゲームを続行した。
構ってくれない先輩に、後輩は自分だって絶賛現実逃避中のくせにとぼそりと呟いた。
その言葉に逆ギレぎみに反応した先輩は「見せてやろうじゃねぇか!! プロの現実逃避ってやつをな!!」と啖呵を切った。
彼女が提案したプラン、それは編集からひっきりなしに連絡が入る後輩のスマホを、現在、住んでいる部屋に郵送するというものだった。
感想
漫画家の後輩と無職の先輩による、ほのぼのとしたコメディ作品です。
今回はあらすじで書いたスマホの郵送による自由の獲得の他、電車でスケッチ、原稿完成のご褒美(生ハム樽酒)、すしの夢、金沢と着物、福井で恐竜、実家の部屋の片づけ、卒アルとセーラ服等が描かれました。
生ハム、好きだけど原木を買う勇気はないなぁ……。
あと和服姿の先輩はとても可愛かったです。
まとめ
基本、後輩と先輩が現実逃避して遊ぶといった内容です。
二人とも可愛くて、読んでいて凄く癒されました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品はpixivコミックにて一部無料でお読みいただけます。
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