魔々ならぬ 2 電撃コミックスNEXT
作:ゆーき
出版社:KADOKAWA
持ち込みは続けているものの、編集からは色よい返事は貰えない漫画家志望の青年、宮永左岸(みやなが さがん)。
彼は偶然知り合った異世界の住人、エルフの魔術師ヴィースと魔族の王、アーバンをネタの為に部屋に居候させる事にしました。
その事で二人(主にヴィース)に振り回される日々を送る中、今度は女神を名乗る女アネアが訪ねてきて……。
登場人物
謎のヒーロー
猫耳に尻尾、頭に角のある輪を浮かせたヒーローっぽい小柄な怪人
女神の依頼で魔力により巨大化したザリガニを退治していた魔王と左岸の前に現れた、聖気をまとった異形の戦士。
中島夏南(なかじま かなん)
小学五年生
探偵に憧れ周辺で起こる不思議な噂を一人調査している少女。
将来の夢は探偵かミステリー作家。
必殺技は探偵パンチ、探偵キック、探偵ランドセル等。
タヌキ
何者かに力を与えられたタヌキ
人語を理解し人と会話が出来る他、化ける事が出来る。
化けた姿のクオリティは低い。
元は獣な為か知能は上がっても、行動の基準は美味しい物だったりする。
ホッピー君
ビール会社のマスコットロボット
魔力の影響で巨大化し街で暴れる。
……何だかファンタジーじゃなくて、スーパーヒーロータイムみたいになってきたような。
ブリュール
異世界に飛ばされた後藤係長が出会ったエルフ
ヴィースと違い、一般的なエルフのイメージそのままの人。
本編には登場しない。
あらすじ
突然訪ねて来た女神を名乗る高慢で押しの強い眼鏡巨乳に依頼され、魔力を浴びて巨大化したザリガニを退治する事になった魔王アーバンと左岸。
比較的小さいオスを協力し倒した二人だったが、最後に現れた怪獣の様なメスザリガニにアーバンも手間取っていた。
そんなアーバンを、何もしない眼鏡は煽る。
その煽りを受けて本気を出そうとしたアーバンだったが、魔力の薄い地球であった為、体内の魔力管理に失敗し魔力切れを起こしてしまう。
対処を二人の手にゆだねその場を去った眼鏡に憤りながら、アーバンと左岸はザリガニを倒せそうなヴィースをどちらが探しに行くかで揉めていた。
そんな巨大ザリガニに追われ逃げ惑いつつ揉める二人の頭上から、何かが飛来する。
その飛来した何かは、魔王であるアーバンでさえ手間取った巨大ザリガニを一撃で粉砕した。
感想
今回は突如現れ左岸たちを救った正体不明のヒーロー的な怪人、力を失ったユーシャとその力を引き継いだ様子の小学生リコ、そのリコの身辺を探る小学生探偵カナン(字面がヤバい)の調査等が描かれました。
えっと、あらすじを読んでいただけた方はお気づきかと思いますが、女神の事が嫌いです。
おそらく過去の経験が原因だと思うのですが、ああいう感じの他人を手の上で転がすタイプといいますか、何もしない癖に偉そうに指示だけするタイプを見てると怒りが……。
すみません。少し興奮してしまいました。
作品に登場するキャラクター達は自称女神の眼鏡巨乳以外は皆好感が持てますし、ストーリ展開もハチャメチャでとても楽しく読む事が出来ました。
女神アネアもストーリ的にはいいキャラだと思うんですが……。
上司とかに怒られてくれないかなぁ、あいつ。
後は個人的に気になっている後藤係長のページ数さえ増えれば……。
(もうちょっと読みたい)
まとめ
ヒーローと小学生探偵、それに化け狸と新たなキャラが登場し、物語はドンドン賑やかになって来ました。
次巻ではどんな展開になるのか、今から読むのが楽しみです。
こちらの作品はComicWaiikerにて一部、無料でお読みいただけます。
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