僕の妻は感情がない 2 MFコミックス フラッパーシリーズ
著:杉浦次郎
出版社:KADOKAWA
家電ロボットミーナと彼女にプロポーズしたサラリーマン、タクマの日々を描いた作品、その第二巻。
登場人物紹介
スーパーミーナ
海に行ったタクマが出会った最上位機種のミーナ
外見は人と変わらず表情も豊か、全身の外殻もミーナと違い高級シリコンで覆われており人の肌を再現している。
機能もあらゆる事が出来る様、設計されているが出来る事が多すぎて学習が進むまでは失敗する事も多い。(選択肢が多すぎてAIが判断にまよう為)
能力的には人を凌駕しているが、体を構成する素材の為か非常に重く泳ぐ事は出来ない。(完全防水であり水に落ちても平気)
周囲に同型のロボットがおらず、初めて会ったミーナにはとても親密な感情を抱いている。
リヒト
スーパーミーナの主人
整った顔立ちの少年。
裕福な家の子供だが、両親は仕事で忙しく人付き合いが苦手なようだ。
男の子らしくロボットが好きで、高性能なスーパーミーナは彼の自慢。
海へはそんなスーパーミーナの有能さを母親にアピールする目的でやって来た。
猫好き。
飯田(いいだ)
ミーナの開発元であるロボットメーカーの社員
セミロングの涙黒子の女性。
新人らしくタクマの案件が初仕事。
センジュ
飯田のパートナーのサポートロボット
外見はランドセルを背負った少女の様な姿。
背中にメンテナンス用のアームやプリンターを装備した営業用のロボット。
本社のメインコンピューターとネットを介して繋がり、飯田の業務を手助けする。
製造年数が短期な為、お客様対応にミスを犯す事も。
ミマモリウスくん3号
グレードアップ中のタクマの近況を知る為、ミーナが送った小型ロボット
卵型のボディにセンサーの付いたアーム、カメラアイを備えた頭部を持つ小型ロボット。
Wi-Fiを使い工場にいるミーナが遠隔操作できる。
アームには温度センサーが装備されており、タクマの検温が可能。
あらすじ
妹のあかりと共にミーナを連れて海にやって来たタクマ。
彼はそこで主人を見失ったロボット、スーパーミーナと出会う。
困っている様子の彼女を放っておけず、タクマはスーパーミーナと共に彼女の主人を探し始めた。
一方、水着に着替える為、タクマと離れていたあかりとミーナも一人の少年と出会う。
リヒトと名乗った少年も、自分のロボットと離れ離れになり彼女を探していた。
ミーナはリヒトのロボットが同型上位機種のスーパーミーナと知り、無線通信を使ったローラー作戦を提案。
ビーチでの捜索を始める。
しかし、お互いがお互いを探そうとした事でスーパーミーナはタクマと一緒にビーチを見渡せる堤に移動していた。
その事でミーナの無線範囲から外れ通信は届かない。
また、堤からズーム機能を使ってリヒトを探していたスーパーミーナも、経験不足からか意識を別の所に取られ捜索は難航していた。
そんな時、彼女が見つけた猫を切っ掛けにスーパーミーナは主人であるリヒトの姿を確認する。
彼を見つけたスーパーミーナはタクマが止める間も無く海にダイブ。
そのまま海底を信じられない速度で走り、リヒトの下へと駆け付けるのだった。
感想
今回は海での一幕から始まり、その事を切っ掛けとしてミーナにグレードアップの話が舞い込みます。
今回はミーナ以外のロボットが三体登場しました。
ミーナの上位機種スーパーミーナ、メーカー社員飯田のサポートロボットセンジュ、そしてミーナがタクマに送ったミマモリウスくん3号。
表情が豊かで人間と似た思考をするスーパーミーナ。
本社のメインコンピューターと繋がり、会社の規定に沿い行動するセンジュ。
そしてミーナが操作しているミマモリウス。
そのどれもが、それぞれに魅力的でとても可愛かったです。
個人的には小動物的というか赤ちゃんのようなミマモリウスが一番心惹かれました。
まとめ
今回はミーナのグレードアップが終わり、帰宅した所までが収録されました。
次回は何だか挙動のおかしいミマモリウスと帰宅したミーナ、そしてタクマの新しい生活が描かれる様です。
早く三巻が読みたいです。
こちらの作品はComicWallkerにて一部無料で閲覧いただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。