漫画完結作品

最果てから徒歩5分 2

投稿日:

百合
最果てから徒歩5分 2 BUNCHコミックス

作:糸井のぞ
出版社:新潮社

自殺の名所、死出ノ岬(志手ノ岬)。
どこかのサイトでランキング四位になった事で、更に死を求める者が集まる様になったその岬から徒歩五分。
オーベルジュ・ギルダという名の泊まれるレストランに訪れるお客たちの物語、完結巻。

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登場人物

猿吉
小太りの少年
亡くなった友人トリオのいう最高のラーメンを探し死出ノ岬を訪れる。

マーガレット(マギー)
パブ七人姉妹のママ
黒髪お下げの年配の女性。
パブを営みながら誰かをずっと待っている。

環(たまき)
クールな印象の女性
恋人の蒼市(そういち)の言葉で過去のトラウマを刺激される。

蒼市(そういち)
環の恋人
優しい雰囲気の青年。
環と付き合う以前は五股していた。

沙良(さら)
オーベルジュ・ギルダのシェフ膳(ぜん)の義娘
黒髪ショートの女の子。
レストランを経営していた両親を火事で亡くし、従業員だった膳に引き取られた。

真澄(ますみ)
オーベルジュ・ギルダのオーナー
海岸に流れ着き一命をとりとめた夕雨子(ゆうこ)の告白を聞き、後に店を任せた。

あらすじ

その日の朝、伊吹の態度が余りにも悪かった為、すももは本当に彼が人気のホストだったのか尋ねる。
すると息吹はその売り言葉を買い、実力を見せるとその日は満面の笑みで客を迎え入れた。

その小太りの少年はそんな息吹を見て一言「胡散臭いおっさんだな」と感想を述べた。
そんな少年に息吹は営業スマイルを浮かべながら、彼を席へと案内する。

テーブルに着いた少年はラーメンを注文した。
しかしオーベルジュ・ギルダのメニューにラーメンは存在しない。
申し訳ありませんと頭を下げた息吹に少年は「ないはずない」と返す。

彼は知り合いから「この地で『最高のラーメン』を食べた」と聞いてきたらしい。
だが、すももも含め、スタッフは誰もそんなラーメンの事は聞いた事が無かった。

夕雨子は、もしかしたらこの周辺の店かもしれないと息吹に少年の案内を頼む。
面倒だと思いながらも夕雨子の頼みは断れない息吹は、少年と共に『最高のラーメン』探しへと出かけるのだった。

感想

自殺の名所「死出ノ岬」の側に建つ、宿泊も出来るレストラン「オーベルジュ・ギルダ」を訪れる人々の物語、その完結巻。

今回は冒頭の『最高のラーメン』を探す少年のエピソードから始まり、初めての恋人のトラウマを引きずるカップル、お子様ランチと膳の娘、そして夕雨子の過去等が収録されました。

ほんの少し歯車が狂った事で、人はすれ違い後悔し続ける。
それを直す為には、やはりそうなった原因に向き合い前を向いて歩きだすしかない。

完結巻に収録されたエピソードを読んでいて、そんな事を思いました。

まとめ

すもも、夕雨子、伊吹、膳、それぞれの抱えたモヤモヤした物が何だか昇華した様に感じるラストでした。
出来れば息吹の過去のエピソードも読んでみたかったです。

こちらの作品はくらげバンチにて一部無料で閲覧いただけます。
作者の糸井のぞさんのアカウントはこちら

お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのマサコ アーントによる画像です。
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