凸凹(でこぼこ)のワルツ 4 BLADEコミックス
著:森野きこり
出版社:マッグガーデン
ぼっちな料理男子、春海(はるみ)が身長と雰囲気で恐れられている教師、水原(みずはら)とお弁当を通じて交流していくお話、第四巻。
夏休み、水原にお弁当を届けに行った春海は、エアコンの壊れた部屋で熱中症になりかけている水原を発見。
おでこに冷えピタを張り、水を飲ませ介抱した後、二人は一緒にしそジュースを作った。
その後、水原は春海を夜のプールに誘い……。
登場人物
春海の母
茶髪ロングの色っぽい女性。
スナックでホステスとして働いている。
その為、春海が家を出るときは寝ていることが多い。
化粧を落とさず寝たりとだらしない所はあるが、春海のことを息子として心配している。
あらすじ
プールに足を浸し涼を取るだけのつもりだった水原だが、春海がバランスを崩しプールに落ちたことで、驚いた水原もプールに落ちてしまった。
そのままプールの中、話を続けていた春海と水原だったが、水音を聞きつけて教師?が見回りに来てしまう。
春海は水原の口を押え、水に潜りその場をやりすごした。
見回りをやり過ごした二人は準備室で服を乾かし、途中まで一緒に帰ることとなった。
夜の街を歩いていると、夜空に花火が上がる。
トラウマになった出来事以来、人を避け目立たぬように生きてきた春海はここ数年、花火大会には行っていなかった。
「来年とか……また行ってみようかな」
それは……誰と?
水原はそう問いたい自分を押さえつけ、代わりに夏祭りの定番食べ物(わたがし、りんご飴、オムソバ、たこ焼き等)を上げ食べたいと宣言した。
その宣言を聞いた春海は驚きつつもお腹を鳴らしてしまうのだった。
感想
今回は冒頭、夏休み、夜のプールでの一幕から始まり、水原と春海の母、春海を異性として意識し始めた水原、距離を置く水原、文化祭の出し物、ホラーカフェの準備と菊池(きくち)、屋代(やしろ)による人との会話について等が描かれました。
今回は春海に好意を抱いていることに気付き、距離を取った水原とそんな水原の気持ちがわからず、接し方に悩む春海が印象に残りました。
同世代の男女であれば、どちらかが告白して付き合えばいい話ですが、教師と生徒という事と春海が未成年という事が水原に距離を取らせているようです。
二人の関係がどうなるのか、先が気になります。
まとめ
今回のラスト、春海は屋代のアドバイスを受けて、水原の気持ちを聞くため彼女の下へと向かいました。
もともとの関係(お弁当を食べてもらい、話を聞いてもらう)を取り戻したい春海の願いは叶うのか。
次巻も楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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