葬送のフリーレン 2 少年サンデーコミックス
原作:山田鐘人
作画:アベツカサ
出版社:小学館
かつての仲間、ドワーフの戦士アイゼンから北の地エンデに向かい、魂の眠る地(オレオール)を探し勇者ヒンメルと話せと依頼されたフリーレン。
彼女は弟子のフェルンと共に、かつて魔王城のあったエンデを目指し旅を始めます。
登場人物
シュタルク
アイゼンの弟子
人間の斧使いの青年。
額に傷のあるオレンジの髪の男。
アイゼンの頼みでフリーレンは彼を仲間に加える事になる。
フリーレン一行の中では現状、一番の常識人。
グラナト
魔族の残党と戦っている北側諸国の伯爵
自身でも剣を持ち戦う武闘派な男性。
十年前の戦いで息子を無くしている。
リュグナー
魔王の残党からの和睦の使者
頭に二本の角を持つ美形の青年。
魔王直下の大魔族、七崩賢の一人、アウラの部下。
長い戦いに疲れたアウラが、グラナトの元に使者として送った。
リーニエ
リュグナーの連れた魔族の一人
ツインテールで頭に角の生えた少女。
ドラート
リュグナーの連れた魔族の一人
右目を前髪で隠した角を持った魔族。
アウラの部下であり、首斬り役人を務めている。
アウラ
魔王直属の大魔族、七崩賢の一人
太い二本の角を持つ女性の魔族。
断頭台のアウラという二つ名を持っている。
勇者一行との戦いで配下の殆どを失い行方不明になっていたが、28年前、力を取り戻しグラナトの統治する街と戦いを続けている。
あらすじ
アイゼンの言葉で北へと向かう事にしたフリーレンとフェルン。
二人は大切な人の幻影を使い人を喰らう幻影鬼(アインザーム)との戦いを経て、紅鏡龍(こうきょうりゅう)の住むリーゲル渓谷へと辿り着く。
求めている魔導書を巣に蓄え、何人も冒険者を喰っているという紅鏡龍。
フリーレンは龍を排除する為、弟子のフェルンに攻撃を命じる。
しかしフェルンの攻撃では一撃で倒す事は出来ず、攻撃しては逃げを繰り返す事になりそうだった。
魔法を使う間、二人を守って戦ってくれる前衛が必要だと感じたフリーレンは、その渓谷沿いの村にいるというアイゼンの弟子シュタルクに会う為に村へと足を向けるのだった。
感想
今回は戦士シュタルクの加入と、魔王軍の残党アウラの部下であるリュグナーとグラナト伯爵の和睦等が描かれました。
今回はフリーレン一行に加わったシュタルクがとても気に入りました。
長い寿命を持ち余り感情表現が豊かでは無いフリーレン。
彼女の弟子であり、ぐうたらなフリーレンの世話を焼くフェルン
二人も勿論大好きなキャラクターですが、どちらも物静かな印象を感じていました。
一方、シュタルクはとても人間味に溢れ、少しズレている二人と違いとても常識的な人物として描かれています。
マイペースなフリーレン、ドライなフェルン、それにつっこむシュタルク。
三人の掛け合いがこの物語をより一層楽しい物にしていると読んでいて感じました。
まとめ
魔王討伐を終えたフリーレンが旅立つ時、アイゼンに求めた前衛。
今回はアイゼンの弟子、シュタルクがそのポジションに収まりました。
次回は力を取り戻したという魔王の配下、アウラとの戦いが描かれるのでしょうか。
フリーレンがどんな選択をするのか、早く続きが読みたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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