ソウナンですか? 7 ヤンマガKC
原作:岡本健太郎
漫画:さがら梨々
出版社:講談社
山賊ダイアリーの岡本健太郎さん原作のサバイバル漫画。
船を作り全員そろって島を脱出する事を決めたほまれ達。
しかし、やはり船を人力で作るのはかなり大変なようで……。
各話あらすじ
Case.79 竹を取る物語
いかだでは無く船を作り、全員で脱出する事を決めたほまれ達。
その船作りの材料として島に自生している竹に目を付けたのだが、その竹を取る為にはまずは石斧を作る所から始めなければならないのだった。
Case.80 サウナでスッキリ!!
なんとか石斧は出来たが、切れ味の悪い石斧では作業効率は余り良くなく体力もかなり使うようだった。
アスカはその疲れを癒す為、温泉に行こうと提案する。
しかし、温泉は島の反対だ。
温泉を掘ってくれとアスカとしおんに泣き付かれ、ほまれは代わりにサウナを作る事にするのだった。
Case.81 薄翅蜉蝣(うすばかげろう)
脱出に向けた作業を続けているうち、むつは生きて帰れるという思いを強くする。
その思いはやがて自分達の将来の事へと変わって行き……。
Case.82 ダイコン大収穫
浜辺に自生していたハマダイコン。
それを砂浜では無く畑に植えた所、栄養が多かったのか人参程の大きさの物が収穫できた。
テンションの上がったむつとアスカは収穫に励み、大量のダイコンをキャンプに持ち替えるのだった。
Case.83 第一回チキチキ作って作ってボートレース大会!!
船での脱出は決まったが、その船の形はまだ決まっていない。
そこでほまれは他のメンバーにも声を掛け、それぞれが模型を作り川に流す事で安定性や速度を調べる事にした。
Case.84 雹はうたかたのpleasure
素潜り漁の最中、突然、雹に襲われたほまれ達。
取り敢えずキャンプに避難し事無きを得た。
その後、雹は降りやみ地面には胡桃程の大きさの雹が大量に残された。
それを見たしおんは折角氷があるのだから何かに使えないかとメンバーに言うのだった。
Case.85 崖をのぼろう
素潜り漁の最中、水中から伸びる崖の上にカモメの巣を見つけたアスカ。
卵があるかもしれないと、一緒に漁をしていたほまれに声をかける。
卵は栄養価も高く手に入れたいが、巣があるのはオーバーハングした崖の途中だ。
ムリかぁというアスカに、ほまれは登ってみようと崖に手をかけた。
Case.86 つまみつままれ
大量のイチジクを手に入れたアスカとしおん。
むつは木になっていれば、保存もきくし、甘くなるのにとぼやく。
アスカもしおんも見つけたのが嬉しくてつい取り過ぎてしまったようだ。
甘いわよと言うしおんの言葉で、むつもイチジクを口に運ぶ。
すると確かに甘く美味しい。
そこで、むつは取り過ぎたイチジクをもたせる為、ドライフルーツ作りを提案するのだった。
Case.87 寝る子は育つ
むつの提案でドライフルーツだけでなく、干物、つまり保存食作りを始めたほまれ達。
しかし、岩場で天日干しにしていた食材をカラスが狙う様になってしまう。
ほまれ達は保存食を守る為、カラスを退治する事にしたのだが……。
Case.88 カラス食べたことありますか?
見事、弓でカラスを仕留めたアスカ。
まだ息のあったカラスにほまれがとどめを入れようとすると、アスカはそれを止めた。
彼女は、自分で射たのだから、止めも自分でするとほまれに告げた。
Case.89 学園祭は?
竹を入江に浮かべ、船の材料集めも着実に進んでいた。
そんな中、アスカが共同作業をしていると思い出すよな~~とむつに話す。
何をですか?と問い返したむつに、アスカは学園祭!!と元気よく答えた。
Case.90 危機一髪娘
竹で船を作る工程は海に浮かべて行っていた。必然的に作業中は泳ぐ事になる。
その作業の最中、むつの右足が突然つった。
むつは溺れそうになるも、アスカとほまれの連携で無事救出出来た。
その後、メンバー内に泳ぐのが苦手な者がいる事を危惧したほまれによって、海上訓練が行われる事になった。
Case.91 水中花ソラシド
海上訓練で水中における基本をメンバーに教えたほまれ。
しかし、深く底の見えない海にむつは恐怖を抱いていた。
感想
今回は竹を使い四人全員が乗れる船の制作と、脱出に向けての保存食作り等が描かれました。
最初はサバイバル経験のあるほまれに頼りっぱなしだったアスカ達も、徐々に自分の出来る事を見つけ行動する様になってきました。
少しずつたくましくなっていく彼女達を保護者的立場だったほまれも段々と頼りにする様になっているとこの巻では感じました。
ただ、やっぱりアスカとしおんは何処か抜けてる部分もあるようです。(まぁそこが彼女たちの魅力なのですが)
まとめ
次巻では組み上げた船でいよいよ海に乗り出す様です。
彼女達のサバイバルがどうなるのか、読むのが楽しみです。
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