漫画完結作品

GIGANT ギガント 第六巻 あらすじ・感想

投稿日:2020年8月22日 更新日:

ラーメンGIGANT ギガント 6 ビッグコミックススペシャル
著:奥浩哉
出版社:小学館

GANTZ、いぬやしきの奥浩哉さんの描く、SFファンタジー。
サタンの攻撃で被害が拡大するアメリカ、一方、日本は襲撃が無くちほもランドセルの人達も戦いの無い日々を過ごしています。

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あらすじ

ちほに力を与えた謎の男長嶋大佐の仲間と思われる、桃乃木(もののぎ)少佐をリーダーとしたランドセルの一団。
彼らは塩沢上等兵がコンビニでどん滋郎(カップのきつねうどん)を見つけた事を発端にこの時代の食べ物(特に麺類)にハマり、ラーメンやうどんの店を渡り歩いていた。

一方、売れっ子となったちほは忙しいスケジュールの合間を縫って、零と共に石垣への旅行を慣行する。
旅行を堪能し絆を深めた二人だったが、マスコミはちほの行動を監視していた。

感想

今回は日本に巨大生物は出現せず、比較的穏やかな日常の風景が描かれました。(アメリカは大変な事になっていますが)

今巻では桃乃木たちが麺類にハマったのが楽しかったです。
彼らの世界には栄養バランスは良くても、美味しい物は余り無いのかもしれません。

兵士らしい彼らが妙に精神年齢が低い(なんというか、メンタルが幼い)のが少し気になりました。
戦闘についての訓練は受けていても、それ以外は鍛えられていないという印象を桃乃木の行動からは感じられました。

また、ちほと零の方の展開もある意味、予想していた通りになってしまいました。
芸能人のスキャンダルで似たような報道は目にしますが、読者として二人の経緯を知っているとバッシングでは無く、温かく見守って欲しいとか思ってしまいます。

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まとめ

この巻では日本での戦闘は無く、ちほと零の旅行、桃乃木達の食べ歩き、そして週刊誌によって日本中にちほ達の関係が知られた事による生活の激変までが収録されています。

アメリカは大変な事になっているのに、芸能人のゴシップに沸いているのは何だか日本っぽいなぁと読んでいて感じました。

もち、切ないです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

作者の奥浩哉さんのTwitterはこちら。
この作品は現在第一巻が小学館公式サイトにて無料でお読みいただけます。(2020年8月現在)

※イメージはPixabayのHannes Kurthによる画像です。
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