ソウナンですか? 4 ヤンマガKC
原作:岡本健太郎
漫画:さがら梨々
出版社:講談社
山賊ダイアリーの岡本健太郎さん原作のサバイバル漫画。
猪を罠で捕らえる事に成功した一行でしたが、ほまれが二日酔いでダウンしていたため、彼女抜きで猪を仕留めようと行動します。
しかし矢羽のついていない矢は、命中精度が悪く猪の警戒を強める結果に終わりました。
矢も尽きどうしようと涙を浮かべる三人の前に、ほまれが槍を片手に現れます。
彼女はみんなで仕留めるんだと、槍を構え言い放つのでした。
第43話 心臓をつらぬいて あらすじ
ほまれは猪を仕留めるため、三人に協力を頼む。
何をしたらいいと尋ねるアスカに、急所を狙えないので、ロープで動きを封じる必要があると返す。
睦がロープを手に猪に近づこうとするが、猪の迫力におされ近づくことが出来ない。
罠で鼻先を縛られていても、鼻を縛っているロープの長さ、2メートルは自由に動ける。
ほまれは罠のロープが結びつけてある木の周りを、猪の気を引きながら回ることを提案。
すぐさま実行すると、罠のロープが木に巻き取られ猪の行動範囲は狭まった。
動きを止めるため、ほまれはアスカに罠のロープを踏んでくれと頼む。
噛まれたりしない?とアスカが躊躇している間に、猪は木の周りを逆走し、ロープを緩めようとしていた。
たあっ!!という掛け声とともに、ロープを踏みつけたのはしおんだった。
彼女は木に縋り付き、引きつりつつも猪の動きを止める事に成功した。
そしてほまれは、鳴き声を上げる猪に槍を突き立てた。
断末魔の泣き声を聞いて、ほまれ以外の三人はショックの表情を浮かべる。
ほまれは凄いな。あっさり猪を…と口にするアスカに、しおんは、あなたもうさぎを仕留めたでしょと口にする。
それは睦のためだったと返すアスカに、しおんはそれは、ほまれも一緒なのではと答えた。
ほまれは猪を軽く撫で、海まで運ぶ事を告げる。
猪は重く50キロ以上は有りそうだった。
苦労して海まで運んだあと、アスカはほまれに、あたしのこと好きぃ?と尋ねる。
質問の意図が分からず若干引きながら、なんだいきなりとほまれは返す。
アスカはここは照れずにと、ほまれを促すが、ほまれはそれを無視して、これからもうひと仕事だと話す。
「おいおい話そらすんじゃねーよ!!
あたしはお前らのことだーい好きだよー!!」
アスカの声が青空の下、波打ち際に響いた。
今回の見どころ
・やっぱり猪はうまい
山賊ダイアリーでも書かれていましたが、猪は美味しいようです。
私はまだ食べたことが無いのですが、知人に聞いた話では豚よりも美味しいらしいです。
作中に書かれた足の丸焼きも、ワイルドで美味しそうでした。
まとめ
今回は、猪の解体、猪パーティー、保存食作り、シシ骨スープ、資材集め、ほまれの単独行動等です。
ほまれの単独行動は、島の反対側で通りかかる船を、発見するためのものでしたが、ほまれを頼りにしていた三人には不安が大きく、ほまれ自身も仲間といる事に、暖かさを感じていた事もあり、反対側にはメッセージを残し、一緒に行動することにしました。
なんのかんの言って、仲の良い四人でした。
今回分かった事
・猪の心臓は硬いような柔らかいような、独特の食感
・レバーは食べ過ぎると、ビタミンA中毒になる
・みみずは飲み込む向きを間違えると、喉を上ってくる
・アスカが手に入れた、セクシーランジェリーを装備
・サメは排泄物にも寄ってくる
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