漫画

ふたりソロキャンプ 第七巻 あらすじ・感想

投稿日:2020年9月13日 更新日:

焚火
ふたりソロキャンプ 7 イブニングKC

著:出端祐大
出版社:講談社

偶然カフェで彰人と出会った雫。
彼は厳の昔の恋人であり友人でもある花夏を連れていました。
はからずも出会ってしまった二人。
当然、話は厳の事になっていき……。

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あらすじ

雫と厳の関係を聞いた花夏の反応は「全然わかんないわ!」だった。
それも当然と言えば当然だろう。

現地集合、現地解散。
テントは離し、やれる事は自分でやり一人の時間を邪魔しない。
だったら二人で行かなくても良いのでは……?

それはそれとして、花夏は厳が他人とキャンプに行っている事に驚いていた。
厳は頑なにソロにこだわり、恋人だった花夏でさえキャンプには誘わなかったからだ。

「大人になったってことかな!」と冗談めかして言う花夏に雫は厳と“ふたりソロキャンプ”をする事になった経緯を語った。

最初は一度だけという約束だったが、何故かその後も二人でのソロキャンプは続き、厳からは様々な事を教わった。
雫はこれからも厳とキャンプを続けたいと花夏に話し、その勢いのまま「好きだから……!厳さんのこと……!!」と言い放ち、キッと花夏を見返した。

そんな真っすぐな雫の様子に花夏は声を上げて笑い、厳をどうこうするつもりは無いとキッパリと答えた。

感想

今回は冒頭の雫と花夏のエピソードから始まり、丸っと一冊、花夏が中心で描かれました。

恋人だった二人が別れた理由。
そして時が流れお互いに過去を語れる様になってからの再会。
若い頃特有の引けない感じや、年を取って素直に自分の間違いや当時言えなかった事を話せるようになる様子が凄く良かったです。

花夏と厳は雫がいなければよりを戻していた気もしますが、そうなっていたとしても、ならなくても、今の二人ならお互いに距離をおいて互いの夢を応援する関係になっていた気がします。

あ……でも雫がいないと厳は頑固なままだっただろうし、花夏もそんな厳に会う事は無かったか……。

厳が変わる切っ掛けを作った雫の存在の大きさを、感想を書いていて今気付きました。

取っ散らかってしまいましたが、人を変えるのは人なんだなと改めて思いました。

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まとめ

この巻で厳は花夏と再会した事で、自分の夢についてハッキリと口にしました。

彼の夢に雫が関わるのかどうか分かりませんが、彼女が厳と一緒にその夢に携われたら楽しいだろうなぁと少し二人の未来を考えてしまいました。

この作品はイブニング公式サイトにて第一話が無料でお読みいただけます。
作者の出端祐大さんのTwitterアカウントはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのHamza Ait Omlachoによる画像です。
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