漫画

外科医エリーゼ 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2019年11月30日 更新日:

紅茶外科医エリーゼ 1 フロースコミック
漫画:mini
原作:yuin
出版社:KADOKAWA

天才外科医として名を馳せていた高本葵(たかもと あおい)は飛行機事故で命を失い、気が付くと金髪の少女になっていた。

韓国の人気WEB漫画を日本向けにローカライズした作品です。
この作品は全ページ、フルカラーで描かれています。

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登場人物

エリーゼ・ド・クロレンス/高本葵
侯爵家令嬢
何度も転生を繰り返している。
流れはエリーゼ(性格最悪、問題を起こし処刑)→高本葵(色々反省して外科医)→エリーゼ(問題を起こす前、今ここ)。

クロレンス侯爵
エリーゼの父
突然性格の変わったエリーゼに困惑しつつも、彼女が優しくなった事が嬉しくてしょうがない。

レン・ド・クロレンス
エリーゼの兄
クロレンス家長男、銃騎士隊所属、家を守る為、性格の悪いエリーゼと皇太子との婚約に反対している。

クリス・ド・クロレンス
エリーゼの兄
クロレンス家次男、性格に関係なくエリーゼを溺愛していた模様。

皇帝
ブリチア帝国皇帝
エリーゼの国の皇帝、糖尿病を発症している。

リンデン
ブリチア帝国皇太子
前前世のエリーゼの我儘で、婚約者となる。
以前の結婚生活は冷たく冷え切っていたようだ。

グレアム・ファロン
没落貴族ファロン男爵家の長男
現在はクロレンス家が設立したテレサ病院で医師・教授として勤務している。

あらすじ

高本葵は、地球とは別世界で、悪行の末に処刑された皇后としての記憶を持っていた。
その反動からか、今生での葵は医師として人を救う事に情熱を燃やしていた。

しかし、まだまだこれからという時、飛行機事故によりその命を失う。
不意に目覚めた彼女は、処刑された筈の皇后、エリーゼ・ド・クロレンスとなっていた。

前回は行った悪行により、自身だけでなく家族も失う事になった。
意識を取り戻したのは皇后となる前の時代のようだ。

二度とあんな思いはしたくない。
それに罪滅ぼしと思い始めた医師の仕事は彼女には天職だったようで、二度目のエリーゼとしての生は医師として生きたいと考えた。

葵、いやエリーゼは、その起点としてまずは皇太子との婚約を解消すべく行動を開始した。

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感想

地球と似た歴史を持つ異世界。
時代は恐らく、地球でいうと十九世紀中ごろでは無いでしょうか。

クリミア戦争という、史実と同じ名前の戦争が起きる直前の帝国が舞台となっています。

作中では現在は克服された伝染病が猛威を振るったりしています。
ただ、恐らく転生者と思われる人々が抗生物質等の医療体系を確立しているので、地球よりはかなり医学が発達しているようです。

そんな世界で、自身の過去とも呼べるエリーゼとして葵はやり直す事になります。
後悔している全てを取り戻す様に、彼女は医師としての経験と地球で得た知識を活用し歴史を変えていきます。

治療法なども現実に基いて描かれており、作品としてとても丁寧な印象を受けました。

医学がテーマになっている作品はとても好きでブラック・ジャックを始め色々読みましたが、どの作品も懸命に命を救おうと奮闘している場面では涙腺を刺激されます。

まとめ

クリミア戦争といえばやはりナイチンゲールが有名だと思います。
先は分かりませんが病院改革等読んでみたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのJillWellingtonによる画像です
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