ふたりソロキャンプ 3 イブニングKC
著:出端祐大
出版社:講談社
ずっと一人でキャンプをしていた厳でしたが、亡き父の言葉が切っ掛けで雫とのふたりソロキャンプを受け入れました。
そんな感じで海沿いで二人、キャンプを楽しんでいた厳たちの前に一人の男性が現れます。
登場人物
滝川彰人(たきがわ あきひと)
厳の高校時代からの親友
ロングヘアーでピアスのイケメンおじさん。
本業はサーフショップの店長。
気さくで明るく女性なれした雰囲気の男性。
偏屈で頑固な厳を影ながら心配している。
厳とは親友だが一緒にキャンプをした事は無い。
あらすじ
二人に声をかけて来た男性は厳の友人だという彰人だった。
彼と厳は高校からの付き合いのようだが、そんな仲でも二人は一緒にキャンプをした事は無いらしい。
そんな厳が雫と一緒にいた事が彰人には驚きだったようだ。
その事を揶揄いつつ厳と親し気に話す彰人を見て、雫は心の中に嫉妬に似た感情を抱く。
その事に少しショックを受けていると、彰人から不愛想な厳と無理して付き合わなくてもいいからねと冗談まじりに言われる。
それを雫は無理はしていないし、迷惑を掛けているのはこっちだと全力で否定した。
一生懸命な雫の反応を見て、何やら思う所があったらしい彰人はそろそろ戻ると腰を上げ、二人の下を後にした。
感想
今回は厳の親友、彰人の登場と、厳がこだわりを持っている焚火に焦点が当てられました。
彰人の話では厳は高校時代から今と変わらず、頑固で偏屈だった為、周りに彰人以外友人と呼べる人物はいなかった様です。
そんな感じで一人を貫いている厳に、雫という女性が現れた事を彼は喜んでいるようでした。
また雫も彰人の言葉で厳に対する想いに気付き始めたようでした。
厳も出会いは最悪でしたが、素直で明るい雫をなんだかんだ言いながら気に入り始めているようです。
とまぁ、頑固なおじさんと奥手な女の子の恋模様は置いといて、今回は焚火と焚火台がメインテーマで描かれました。
私はにわかキャンパーだったので燃料(ガス等)を使ったバーナーしか扱った事がありませんでした。
ですので今回の焚火台のお話は新鮮でとても興味深かったです。
冬の寒い時期に焚火に当たりながら食事を作るとか、なんだか想像するだけ楽しそうです。
また焚火台で雫の作ったブラジル料理もとても美味しそうでした。
まとめ
今回は雫の料理は勿論美味しそうでしたが、厳が作っていた缶詰料理もお手軽でお酒にはとても相性が良さそうでした。
ほぐし蟹缶+バター葱とか絶対美味しいに決まってる。
この作品はイブニング公式サイトにて第一話が無料でお読みいただけます。
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