横須賀こずえ 2 ビッグコミックス
著:小田扉
出版社:小学館
横須賀に住む王島家。
その家で飼われている犬、こずえが巻き起こすシュールな日常を描いたギャグファンタジー。
登場キャラクター他
タール
犬
煙草屋の看板犬。
道路沿いの売り場にいつも座っている。
煙草の販売が出来る訳では無い。
タールを馬鹿にした男
ただ座っているだけのタールを揶揄う。
その事でタールの仲間に翻弄される事になる。
フリスビーおじさん
投げられた物をキャッチする事に情熱を燃やすおじさん。
彼のその情熱は周囲から熱意を奪う。
和泉(いずみ)
王島家の長男、健三の同僚
女性教師、お肌はツルツル。
アストロ
セントバーナード
こずえ達の要望に無言で答える。
懐が広い。
散歩犬レンタルの男
一時間千円で犬の散歩を体験させる商売を行っている男。
こずえと知り合いビジネスパートナーになる。
クロとシロ
レンタル男の相棒の犬達。
こずえの登場で男に不満を抱く。
開発者
犬に関する新たな商品を模索している。
開発商品はVR犬、犬と会話が出来るマスク等
スクールオブドッグ
犬に関係する職業に就く為の専門学校。
超初心者コースでは犬に恐怖心を抱く生徒も受け入れている。
柴井(しばい)
専門学校の生徒
ある出来事が原因で犬に苦手意識を持つ。
つよしと京子
東京に憧れを抱く京子と、彼女を東京から遠ざけようとしている兄のつよし。
なぜ、つよしが京子を東京に行かせたくないかは謎。
写真家
欲しい絵に即座に対応してくれるこずえを気に入る。
王島家の父親、正一郎の弟
兄である正一郎にそっくり。
マッサージが上手い。
認識力に少し難があるこずえには王島父と区別する為「魔」のほうの父と呼ばれている。
伊藤(いとう)
健三の友人
息をする様にたわいもない嘘をつく。
市子(いちこ)
ローテーションの神に仕える狛犬
休みの日は飲みに出かけたりしている。
シフトを守らない事で兄弟から不満を持たれている。
二郎(じろう)と三郎(さぶろう)
市子の弟の狛犬の兄弟
奔放な市子に不満を抱き家出をした。
ローテーションの神
バイトのシフト、野球の先発ローテ等、ローテーションに関する願いを聞く神。
狛犬のローテーションに苦労している。
ナウマンゾウ
遠い昔、迷子になったこずえ?を家族の下まで送り届けた。
原始の人々にとってはその肉はごちそう。
あらすじ
今回は仲間の仕返しを手伝ったり、バイトしたり、狛犬になったり、大昔の様子が描かれたりします。
感想
今回もこずえと王島家を中心にシュールな横須賀の町が描かれました。
個人的には最後に収録されていたナウマンゾウとこずえの友情を描いたお話がとても良かったです。
ナウマン、今は天国でこずえと遊んでいるのかな……。
まとめ
小田さんの作品はともおの時からそうでしたが、唐突でシュールな世界観ながら登場人物がそれにゆるく真剣に取り組んでいる所が凄く好きです。
巻末に載っていた新日本プロレスの日常を描いた作品「朝日ファンタジー」も読んでみたいです。
この作品はビッグコミックBROSにて第一話を無料でお読みいただけます。
作者の小田扉さんのアカウントはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。