バトルグラウンドワーカーズ 4 ビッグコミック
著:竹良実
出版社:小学館
シャムシールを行動分析とチームプレイで倒した31小隊。
彼らは人類連合の仲間達に拍手で出迎えられます。
しかし、堂島だけはスタンドプレーをした31小隊に対し激怒していました。
登場人物
門前(もんぜん)
人類連合の医師
隊員達の健康状態を管理している。
ライズに乗る事での脳への負担により、幻を見る事があると平に告げる。
永井洋行(ながい ひろゆき)
人類連合第六軍司令部部長
本部へ栄転した堂島の後任として新たに部長になった男。
自分達が戦っている亞害体に疑問を抱いた平達を監視する。
ラムボック
特別警戒個体
シャムシールより危険視されている亞害体。
あらすじ
堂島は平達の行動が余りに理路整然としていた事で、彼らが作戦情報をハッキングしたのではと31小隊を責め立てる。
それに対し西は人類連合のセキュリティはそれ程甘いのかと問い掛け、その場はビギナーズラックだったという雰囲気になりかけた。
しかし、平はそれを良しとしなかった。
もしビギナーズラックという事で片付けられれば、今後も隊員を犠牲にする作戦は続くだろう。
それを是正する為、平は廃棄書類を見た事を堂島に告げた。
その書類を元に作戦を考え、作戦に沿った訓練をしていた事も告白する。
彼は自分が首になる事で犠牲の上に成り立つ作戦が行われない様になればと考えていた。
仲間を守れるなら……。
だが第31小隊のメンバーは自分達も共犯だと連帯責任を望んだ。
それに対し堂島はライズ隊員達への不満を爆発させた。
彼は素行の悪い隊員達を信頼できず、彼らを消耗品として扱う事で長い時間戦いをこなして来たのだ。
堂島の怒りはその場を凍り付かせた。
静まり返ったタンクフロアに長官が姿を見せる。
彼女は堂島から場を引き継ぎ、今後は作戦立案に小隊長の意見も取り上げる事、その議事録の開示を約束した。
感想
今回はシャムシールに勝利した事を切っ掛けに変わった人類連合、そして彼らが隠し続けていた真実が描かれました。
平が見たモノは伝えられた隊員達に大きな衝撃を与え、信じたくない岡部が一時的に隊を離脱。
そして31小隊にはさらに大きな事件が起こります。
今まではこうじゃないかなとか色々考えながら読んでいましたが、この巻で先が全く読めなくなりました。
その事で余計にこの作品に魅力を感じる様になりました。
でもホントどうするんだろう……。
まとめ
次巻からは新章突入といった感じになるみたいです。
諸々の事がとても気になっているので、早く続きが読みたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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