山怪 コミカライズ版 弐 不死身の白鹿 ボーダーコミックス
漫画:五十嵐晃
原作:田中康弘
出版社: リイド社
第一巻は阿仁のマタギの話が中心でしたが、今作は全国の山で起きた不思議な話を収録しています。
やはり猟師さんから聞いたお話が多いですが、山小屋で働く方や農家さんから聞いた物も収録されています。
収録作品
今回は、神隠し、山の主の様な白い鹿、道を塞ぐ巨大な壁、避難小屋に響く錫杖の音、女性ハンターが出会った小人等の他、一巻同様、動物と植物たちのお話が収録されています。
感想
最初に書いた様に今巻は阿仁だけでなく、全国の山で起きた不思議や怪異が収録されました。
作中の人々が体験した事が偶然が重なった事なのか、超常的な物なのか分かりません。
ですが、狐に化かされる話や、神隠し的な物、山中で迷い明らかに時間と移動距離がおかしな物など、同様の経験をしたという話がまったく違った場所で起こっている事から、そうした不思議は本当にあるのかもしれません。
現在の科学も全ての事柄を完全に解明した訳ではないですし、なにより世界は不思議に満ちていた方が楽しいような気がします。
まぁ、だからといって山中で化かされるとか、迷うとかは勘弁して欲しいですが……。
まとめ
今回は女性ハンターの吉井あゆみさんが遭遇した小人の話が印象的でした。
あれは妖怪だったのでしょうか……。
この作品はコミックボーダーにて一部無料で閲覧可能です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。