HANDS ハンズ 2 ヤングジャンプコミックス
著:中野ユウスケ
出版社:集英社
手を繋ぐ事で出現する不可視の巨大な手を巡るSFクライムアクション、第二巻。
逃亡した鮫島の手掛かりを求めて、指原のマンションを調査していたn分隊の蜂屋は部屋を捜索中、「手」による襲撃を受けます。
鮫島かと応戦していた蜂屋でしたが、襲撃者は鮫島では無くフードを被った正体不明の人物でした。
登場人物
蜂屋(はちや)
特殊作戦群「n分隊」の一人
指原の部屋を捜索中、不可視の手に襲われる。
銃器の扱いに長けている。
鹿間(しかま)
特殊作戦群「n分隊」の一人
負傷した蜂屋に代わり鮫島を追う。
戦闘能力が非常に高い。
犬井(いぬい)
探偵
鮫島の元同僚。
眼鏡で巨乳な女性。
津田幸一(つだ こういち)
衆議院議員
「手」に関する調査・研究をしていた施設の運営に関与する。
傲慢な男。
あらすじ
襲撃を受けた蜂屋は銃で応戦、デザートイーグルの銃弾は襲撃者に手傷を与えた。
しかし離れた位置からの攻撃だったにも関わらず、蜂屋は反撃を受けた。
何故自分の位置がと訝る蜂屋の目に鮫島とユキの姿が飛び込んでくる。
そんな彼らを他所に襲撃者は蜂屋を牽制する為か、無作為に周囲の団地を破壊。
住民を巻き込み被害を拡大させていく。
鮫島はユキの力で住民を救出しつつ、指原が残した情報の奪取を模索する。
そんな中、フードの襲撃者は蜂屋を捕捉し彼を空高く跳ね上げる。
そのまま落下した蜂屋だったが、木と車がクッションとなり怪我を負いつつも逃亡、団地裏の川へ身を投じた。
鮫島達も襲撃者の攻撃を受けるが、何とか団地の一室に身を隠す事が出来た。
鮫島はその部屋のカーテンの隙間から空を飛ぶ「手」を窺う。
すると鮫島達を見失った「手」の甲に口が出現、ユキを渡せと呼び掛け始めた。
感想
今回はユキ以外の能力者、協力者犬井の登場と、余り信用のおけない鹿間の加入が描かれました。
襲撃者についてはまだ殆ど分かっていません。
ただ、ユキとは違い襲撃者は単独で手の力を使えるようです。
また襲撃の様子から協力者等はおらず一人で行動しているようでした。
次に今回、鮫島と行動を共にする事になった鹿間について、彼の行動理念は面白い方に付くの様なので、仮に鮫島達に付くより魅力的な状況が起これば簡単に裏切りそうです。
作中の動きを見ていると凄い優秀なので味方でいて欲しいのですが……。
まとめ
終盤、鮫島達はユキがいたという施設を訪れる為、船で北海道へと向かいます。
しかし、その船にも政府の追手が迫ります。
船という閉鎖環境で鮫島達はどのように動くのか、続きが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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