漫画完結作品

狩猟のユメカ 1

投稿日:2020年7月25日 更新日:

オリックス狩猟のユメカ 1 イブニングKC
著:古部亮
出版社:講談社

埼玉県秩父市山中、猟銃で鹿を狩っていた女性ハンターのユメカは、日本にいる筈の無い羚羊(れいよう)オリックスと遭遇します。
身の危険を感じ銃口を向けようとしたユメカにそのオリックスは「待て」と日本語で話しかけました。

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登場人物

ユメカ(狩野夢歌:かのう ゆめか)
女性ハンター
ショートカットの女性、25歳
ショットガン「ブローニングBPS」を所持している。
BPSは銃身の下部から装弾排莢を行う銃で、その単純な構造から非常に頑丈。
彼女は動物が喋るという混乱した状況下でも、排除では無く対話を選択した。

シュジャー
オリックス
羚羊(れいよう)と呼ばれるウシ科の動物。
頭部に長く尖った二本の角を持つ。
本来はアフリカに生息している。
鹿っぽいけど鹿じゃない。
理知的で紳士な性格。
突然、見知らぬ土地に移動した事で不安を感じ、ユメカと行動を共にする事を望む。

大姉(ダダ)
秩父駅周辺を縄張りにしたハイエナのボス
姉御肌。
餌を得る為、群れを率いユメカ達を襲う。

千夏(ちなつ)
秩父市内に残っていた少年。
異変により人が消えた町でユメカと出会う。
ネットで情報を得ていたのかかなり博識。

アゲパン
柴犬
人に飼われていたが、飼い主がいなくなった事で家を出て捜索中、犬を殺している人物を見た事で恐怖を覚えそこから逃亡。
ユメカ達から善人のにおいを感じ、そのにおいを頼りに接触を試みる。

ゾフィ・ピュリッツァー
町で犬を殺していた女性
ドイツ人。
狂犬病に感染した犬をハンドガンと斧で処分していた。
所持している銃はワルサーP99、9mmパラベラム弾を使用するオートマチックピストル。

あらすじ

その日の午前中、朝から鹿狩りを行っていたハンターのユメカは早々に鹿を仕留め撤収を考えていた。
そんなユメカの前に見た事も無い鹿に似た生き物が姿を現す。

身の危険を感じたユメカはそれに銃口を向けようとするも「待て」と日本語で話しかけられた。
自分は敵意を持っていない。
そう語る鹿っぽい何かにユメカの脳はフリーズした。

それはユメカに近づき更に語り掛ける。
その最中、鹿(仮)の注意がそれた一瞬でユメカは銃口をその何かに向けていた。

「狩る側だったのか」

そう話し、再び敵意が無い事を喋り始めた鹿(仮)にユメカは声を荒げた。

「シカが当然の様に喋んないでよ!!」

動物が喋るという異常事態だけでユメカの頭脳は一杯一杯だった。

一旦主導権を握り、鹿(仮)と話したユメカはこれは夢だと結論付け、彼に銃を向けた事を謝罪しその場を立ち去る事にした。
しかし背を向けたユメカの後ろを鹿(仮)はずっとついて来る。

何でついて来る!?そう尋ねたユメカに鹿(仮)は「心細い!」とカッコよく言い放った。

感想

作中、シュジャー達、喋る動物が突然日本に現れた以外にも、飛行機の墜落、電気の枯渇、ゾフィの様な海外の人々の転移、住民の消失等、様々な現象が秩父に発生しています。

一巻の段階ではそれがどの程度の規模で起きているのか不明ですが、アフリカに住むシュジャーやハイエナの群れ、ドイツ人ゾフィやアメリカ人と思われる男性がいた事から世界規模での異変だと考えられます。

それも本当に地球だけの話なのか現時点では謎です。

登場する動物は程度の差はあれど理性的で、ユメカはその事で撃つ事を躊躇します。
確かに例えば蚊であったとしても、人語を介し意思の疎通が可能であれば殺すのをためらう様な気がします。

それは、殺し合い等が殆ど無い日本に住んでいるから言える事かもしれませんが……。

まとめ

第一巻の終盤では他人を殺す事に躊躇しない人々が登場しました。
次巻、ユメカが彼らにどう対処するのか読むのが楽しみです。

この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
作者の古部亮さんのアカウントはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのLeon Bassonによる画像です。
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