カワセミさんの釣りごはん 2 アクションコミックス
著:匡乃下キヨマサ
出版社:双葉社
見た目ヤンキーなクラスメイト、魚取魚鷹(うおとり みさご)に強引に引っ張られる形で釣りを始めた料理好きな女の子、白梨翡翠(やまなし かわせみ)。
カワセミは釣りと料理を通して、ミサゴの兄妹、音々子(ねねこ)と匠真(たくま)や釣具店で知り合った同級生、小潟羽白(こがた はねじろ)と久瑪黒子(くめ くろこ)たちとも交流を深めていきます。
登場人物
ミサゴの祖父
魚好き(食べる方)の老人
釣った魚を渡すとお小遣いが貰える為、ミサゴの他、タクマやネネコは釣りをするようになった。
カワセミの母
絶望的に料理が下手。
カワセミが料理を始めたのは、自分で作った味噌汁が美味しかったせいもあるが、母の料理も多分に影響している。
冒頭あらすじ
大山ダムで行われるバス釣り大会。
ミサゴの家にお邪魔していたカワセミは、そのバス釣り大会の話題から誰が一番釣るのが上手かったかという三姉弟の争いに巻き込まれる。
結局カワセミは見届け人として姉弟たちとバス釣り大会に参加する事になった。
大会にはハネジロやクロコたちも参加しており、カワセミはミサゴやクロコ達にレクチャーを受けながらバス釣りを始めた。
一通りカワセミに釣り方を教えたミサゴは、ポイントを探して移動を始めた。
その様子を見たハネジロは以前は一人だったミサゴがカワセミとは仲良くしている秘密を探ろうと、カワセミにミサゴについて聞く事にした。
感想
今回はバス釣りの他、鯉、堤防釣りの様子が描かれました。
バスもブルーギルも元は食用だったのは驚きでした。
バスはずっとゲームフィッシュだという認識だったので……。
あと、バスが美味しいというのも意外でした。
また、この巻では釣り以外にも、カワセミに対するミサゴの気持ちもお話の中に盛り込まれています。
カワセミに対しては強引なミサゴですが、彼女はカワセミと出会う前は友人とつるむ様な事は無かったようです。
そんなミサゴがカワセミとは親しくなったのは、二人にどこか似た部分があったからでは無いでしょうか。
見た目は正反対の二人ですが、どちらも好きな事にはのめり込むタイプの様に思います。
ミサゴは釣り、カワセミは料理と二人とも他人が引くぐらい深くそれにハマっています。
そんな二人が釣った魚を食べるという事で、利害が一致した事が友人関係の始まりだったのですが、それを差し引いても二人は馬が合ったのだろうなと二巻を読んでいて感じました。
成長に伴い学生時代の様な友人関係というのは中々築きづらいので、二人を見ていると少し羨ましく感じます。
まとめ
巻末の三巻予告は肉でした。
肉……やはりジビエでしょうか。
どんな内容になるのか分かりませんがとても楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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