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ディノサン DINOSAURS SANCTUARY 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2022年1月8日 更新日:

トリケラトプス
ディノサン DINOSAURS SANCTUARY 1 BUNCHコミックス

作:木下いたる
監修:藤原真一
出版社:新潮社

1946年、未踏の地、バラカン島で恐竜の生き残りが発見された。
その後、87年には遺伝子操作により絶滅種が復活し、一大恐竜ブームが起きた。
しかし、2006年の死亡事故でそのブームも終わり、現在では恐竜の人気は下火になりつつあった。

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登場人物

須磨すずめ(すま すずめ)
江の島ディノランドの新人飼育員
セミロングの髪を後ろで一つに纏めた女性。
幼い頃からの夢である飼育員の仕事に就いた。

須磨一郎(すま いちろう)
すずめの父、故人
黒髪口髭の男性。
87年に遺伝子操作により絶滅種を復活させた研究者。

海堂(かいどう)
江の島ディノランドの飼育員
黒髪の男性。
担当は獣脚類。
人と恐竜の距離を縮めたいと語るすずめを、甘いと切って捨てる。

花梨(かりん)
江の島ディノランドの飼育員
セミロングの女性。
担当はトリケラトプス等の草食恐竜。
その中でも角を一本無くしたマサルには強い思い入れを持っている。

亜美(あみ)
江の島ディノランドの経理
恐竜を模した被り物にジャージの眼鏡女子。
恐竜人気が落ち経営の厳しい江の島ディノランドを何とか存続させている。

園長
江の島ディノランドの園長
白髪眼鏡の温和な雰囲気のおじさん。

不知火(しらぬい)
竜医
物腰の柔らかそうなイケメン。
医師としての能力は高い。
遺伝子操作により復活した恐竜が寿命を全うできない事に憤りを抱き、その原因を作ったすずめの父、須磨一郎を憎んでいるようだ。

あらすじ

恐竜の人気も下がり、経営元である本社からの予算も削られる状況の江の島ディノランド。

生きた恐竜を展示しているその江の島ディノランドに新人飼育員として、かつて恐竜ブームを作り出した須磨一郎の娘、すずめが入ってくる。
幼い頃からの夢であった飼育員として働き始めたすずめだったが、その仕事は象よりも大きなモノや、小型でも危険なかぎ爪を持つ恐竜相手の過酷な物だった。

その厳しさに触れながら、すずめは、事故により離れてしまった人と恐竜の距離を縮めようと懸命に働き始める。

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感想

かつて地球上に存在していた大型生物、恐竜。
この作品はその恐竜が未開の島で生存しており、研究の進んだ現在では様々な恐竜が遺伝子操作により復活しているという設定です。

恐竜を復活させ、それを生体展示するというとジュラシックパークを思い出しますが、この作品に登場する江の島ディノランドはサファリパークではなく、動物園に近い形で運営されています。

作品の内容も飼育員としての仕事と、恐竜の生態についてが描かれた物になっています。
昔、ティラノサウルスはゴジラの様に直立歩行だと考えられていましが、研究によって現在は鳥類に近い形で描かれています。

現状、その姿は研究者が化石等の資料から類推する物でしか知る事は出来ませんが、映画やこの作品の様に復活させる事が出来るなら、見てみたい気もします。

まとめ

事故で死んだというすずめの父親、一郎。
次巻では彼の死についても描かれるのでしょうか。
作中、不知火の言葉にあった様に、一郎が何故、恐竜を復活させたのか。
その経緯も気になります。

こちらの作品はコミックバンチwebにて一部無料で閲覧いただけます。
作者の木下いたるさんのTwitterアカウントはこちら

お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのKollingerによる画像です。
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