漫画完結作品

ぽんこつポン子 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2020年6月29日 更新日:

トマト
ぽんこつポン子 3 ビッグコミックス

作:矢島圭太
出版社:小学館

ゲンジの孫娘ゆうな。
都会で育った彼女には自然に溢れた日坂町の暮らしは少々退屈なようでした。
ですが、日々を過ごすうち、その認識は変わって行きます。

広告

登場人物

工務店先代(ふじこうむてん せんだい)
ゲンジが勤めていた工務店の前社長
現在は息子に工務店を任せている。
二代目の祖父。
若い頃のゲンジとその妻千秋の馴れ初めを知る。

ガンタの父
日坂小学校に通う小学生ガンタの父親
釣り宿を営んでいる。
都会に憧れるガンタは釣り宿を継ぐつもりは今の所無いようだ。

クジラ
日坂湾の沖で暮らす鯨
高度な知能を持ちピノキオの話を知っている。

ポン子の姉
ポン子と同じ型式のロボット
ある目的の為、バイクに乗り旅を続けている。

あらすじ

夏休みを利用し勉強の為、日坂町へやって来たゲンジの孫娘ゆうな。
そのゆうなを迎えにいったポン子だったが、自由奔放なゆうなは田舎町の景色に興味を持ち勝手に散策を開始。

迷子になったゆうなを探してゲンジは町の人々に捜索を頼む。
ゆうなは無事に見つかったものの、ちゃんと案内が出来なかったポン子はゲンジによって納屋に仕舞われてしまった。

ポン子を道具だといってはばからないゆうなは、彼女をそのまましまっておこうとゲンジに告げる。

その後、ゲンジは畑に出かけ家に一人となったゆうなは、早々と退屈な田舎の暮らしに飽きていた。

「ばぁばがいた頃はもっと賑やかだった気がするな」

そう呟き畳みに寝転がったゆうなの横に何かが天井から落ちた。
視線を向けるとそこには大きなムカデが体をよじらせている。

「きゃああっ!!!」

悲鳴をあげて納屋に飛び込み、ゆうなはポン子を連れ出した。
座敷に戻りポン子にムカデを処理してもらう。
外に逃がすが聞くポン子にゆうなは駆除を命じた。
それを受けてポン子は左手のイオン砲でムカデを焼却。

焦げた畳に慌てるポン子を見て、ゆうなは面白ッと彼女に強い興味を抱いた。

広告

感想

ゲンジの孫、ゆうなは当初、ポン子の事をロボット(家電)扱いしていました。
しかし、彼女と一つ屋根の下で暮らすうち、ぽんこつですが献身的で人間味の溢れるポン子の事を最初とは違う意味で気に入った様に感じました。

この巻ではポン子と同型のロボットがゲストとして登場します。
作中彼女が言っている様に、ポン子は長時間の稼働によりシステムに当初のプログラムとは違う何かが生まれている様に感じます。

それはブレードランナー等で語られた自我の芽生えでは無いでしょうか。
AIや電子頭脳も開発思想が生物の思考プロセスの模倣であれば、自我が生まれる可能性もゼロじゃない気がするんですよね。

まとめ

この作品は、はしばしにとても繊細な気遣いを感じさせるシーンが織り交ぜられます。
今回は食事を取れないポン子がトマトを食べた場面でそれを強く感じました。

こちらの作品はビッグコミックBROS.NETにて第1話~3話までが無料で閲覧いただけます。
作者の矢寺圭太さんのTwitterはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのVarisha Anandaによる画像です。
広告

-漫画完結作品
-, , , , ,

関連記事

夜景

キャンディ&シガレッツ 第二巻 あらすじ・感想

キャンディ&シガレッツ 2 ヤンマガKC 著:井上智徳 出版社:講談社 COPPELIONの作者の描く、元SPの老人と暗殺者の少女の物語。 あらすじ 小学生でありなが凄腕の暗殺者、美晴。 彼女とSS機 …

お茶と団子

こはぜ町ポトガラヒー ~ヒト月三百文晦日払~ 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

こはぜ町ポトガラヒー ~ヒト月三百文晦日払~ 2 ビッグコミックス 作:昌原光一 出版社:小学館/ビッグコミック 貧乏御家人鳴滝家。 その当主彦衛門の妻千草の出産も無事に終わりました。 無事に生まれた …

寿司

バカレイドッグス 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

バカレイドッグス 2 ヤンマガKC 原作:矢樹純 漫画:青木優 構成:津覇圭一 医療監修:茨木保 出版社:講談社 犬童兄弟が法外な治療費を請求し、病院を運営している理由。 それは意識不明になった母親の …

傘 昔

いちげき 幕末一撃必殺隊 コミカライズ版 第五巻 あらすじ・感想

いちげき 5 SPコミックス漫画:松本次郎原作:永井義男出版社:リイド社 薩摩への総攻撃を告げた島田は、一撃隊に女郎屋、井村屋で遊ぶ事を許可し丑五郎にその引率を命じます。それは暗に仲間を引き連れ脱走す …

英字の本

カイニスの金の鳥 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

カイニスの金の鳥 1 著:秦和生 出版社:イーストプレス 牧師の娘リアは幼い頃から物語を愛し、自分でも創作を続けてきました。 しかし、19世紀初頭のイギリスでは女性が物語を書く事自体がそもそも常識の埒 …

DMMコミックレンタル

広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。