漫画完結作品

ギャルとぼっち 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2020年6月26日 更新日:

女子高生ギャルとぼっち 1 ガンガンコミックスpixiv
著:朝日夜
出版社:スクエアエニックス

他者と馴染めずぼっちな河合陽菜(かわい ひな)は、クラスメイトのギャル、林原(はやしばら)に苦手意識を感じています。
しかし林原はそんな陽菜の気持ち等お構いなしに、好意全開で接してきて……。

広告

登場人物

河合陽菜(かわいひな)
読書好きなショートカットの女子高生
人の悪意に敏感で賑やかなのが苦手。
あまり自分から何か言うタイプではないが、同調圧力に屈する事無く意見を言う。
過去の経験から友人を作る事を諦めた。

林原伽耶(はやしばら かや)
陽菜のクラスメイト
金髪色黒メイクバッチリなギャル。
裏表が無く正直で明るい性格。
遊び人風に見られるが彼氏はいない。
ギャルな姉がいる。

岩井あや
林原の友人
大人しく周囲の雰囲気を大事にする。
林原達のグループに加わった事で彼氏との記念日デートよりもグループを優先しようとするも、メンバー全員に彼氏を優先しろと鼻息荒く迫られる。

あらすじ

他者となれ合う事が出来ずぼっちを貫いている河合陽菜は、クラスメイトのギャル林原伽耶が苦手だった。
明るく誰とでも楽しそうに話す林原は、クラスで浮いている陽菜にも分け隔て無く接してくる。

今日も陽菜が使っているポーチが可愛いと、てらいなく声を掛けてきた。
そんな林原にクラスメイトの女子達は陽菜と話さない方がいいと告げ、陽菜を誹謗する言葉を林原に囁いた。

「あの子絶対、自分のことかわいいと思ってるよー」

クスクスと笑いながら言うそれは陽菜の耳にも届いていた。
だが林原は「あーしも自分のことかわいいーって思ってるよ?」と不思議そうに返した。

さらに、なぜ自分の事を可愛いと思ってはいけないのか分からないし、あーしは喋るねと続け、笑顔を浮かべて陽菜との会話を続けた。

河合陽菜は林原伽耶が苦手だった。
友達はいらないと閉ざした心が、無理矢理こじ開けられてしまいそうになる。

広告

感想

心を閉ざしていた陽菜が林原には心を開いた理由。
それは林原に裏表が無いからの様に思います。
彼女は他者の個性を認め、何かを強要する事無くとても真っすぐです。

その事が彼女の周りに気持ちのいい人間を集めている様に感じました。
また陽菜も根拠の無い噂、誹謗中傷を切って捨てる人物です。

彼女達の嘘の無い関係、陽菜の心が溶けていく様子は読んでいてとても心地良かったです。

まとめ

この作品もショートショートショートさん同様、ナンバリングが無く一冊で終わりかぁと残念に思っていましたが、つい先日、作者の朝日夜さんのTwitterで二巻の予定がある事が告知がされていました。
もっと読みたいと思っていたので、とても嬉しいです。

この作品はpixivコミックにて一部無料で読む事が可能です。
作者の朝日夜さんのTwitterはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージは ぱくたそ の 2155さん による画像です。
広告

-漫画完結作品
-, , ,

関連記事

睡蓮

相続探偵 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

相続探偵 3 イブニングKC 原作:西萩弓枝 漫画:幾田羊 出版社:講談社 保険金目的の殺人の疑いが濃厚な女、島村紗流(しまむら さりゅう)。 その夫であった実業家の島村武三の娘、恵蒜真琴(えびる ま …

狼

オオカミライズ 第一巻 あらすじ・感想

オオカミライズ 1 ヤングジャンプコミックス 著:伊藤悠 出版社:集英社 近未来、日本がロシアと中国に分断統治されている時代。 中国が対ロシア目的で開発していた機密生体兵器「倭狼(ウォーラン)」の実験 …

東京 夜

バクちゃん 第一巻 設定・登場人物・あらすじ・感想

バクちゃん 1 ビームコミックス著:増村十七出版社:KADOKAWA 他星系からの移民を受け入れている地球。そんな地球の日本にバク星から夢を求めてやって来たバクちゃんのお話です。 設定・登場人物 世界 …

金貨

赤髪の女商人 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

赤髪の女商人 1 アルファポリスCOMICS 著:のゆ 出版社:アルファポリス 西洋の中世によく似た世界、海峡にほど近い街で暮らす女商人のリアノン。 女性でありながら店舗を構え、やり手の商人として生き …

パン

座敷娘と料理人 第三巻 あらすじ・感想

座敷娘と料理人 3 ガンガンコミックスONLINE 著:佐保里 出版社:スクエアエニックス 座敷神の姫様の住まう屋敷で住み込みで働きながら暮らしている多緒(たお)。 彼は近所の稲荷神社の御使い金華(き …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。