ノケモノたちの夜 3 少年サンデーコミックス
著:星野真
出版社:小学館
マルバスと同格の大悪魔、崩国の十三災の一柱に会う為、湖水地方を目指し旅を続けるウィステリアとマルバス。
その道中、雪の中歩き続けたウィステリアは体調を崩し倒れてしまいました。
登場人物
オスカー・スタンリー
剣十字騎士団の団員
スタンリー隊の隊長。
無精ひげの中年男性。
貴族だがアウトローに憧れを持っているらしい。
武器はリボルバー。
シュラ
剣十字騎士団の団員
スタンリー隊の一人。
小柄な黒髪の少年。悪魔と悪魔契約者に強い憎しみを持つ。
武器は大鎌。
ビビアン・ケリー
剣十字騎士団の団員
スタンリー隊の一人。
無口で無表情な少女だがきちんとツッコミは入れる。
武器はライフル。
ルシア・ハミルトン
剣十字騎士団の団員
スタンリー隊の一人。
ショートカットに帽子を被った女性。
なんとなく中二病の匂いがする。
武器はエストック?ロングソードかも。
団長
剣十字騎士団団長
特殊な全身甲冑で身を包んだ正体不明の人物。
ナベリウスの攻撃を受けても怯む事無く反撃する。
あらすじ
ウィステリアの発熱。
悪魔であるマルバスにはウィステリアの疲労や肉体的な苦痛が理解出来ない。
その事とウィステリアが足手まといになるまいと、自身の不調を隠した事が今回の原因だった。
倒れたウィステリアを失う事を恐れたマルバスは、以前面識を得た自身と同じ十三災であるナベリウスの契約者、ダイアナ・ブラックベルの屋敷を尋ねた。
マルバスとしては反りの合わないナベリウスのいる屋敷へ向かうのは不本意だったが、宿は遠く一番近いウィステリアを休ませる事が出来そうな場所はそこしか無かったのだ。
屋敷に着いたマルバス達をダイアナは客人として迎えてくれた。
そして予想通りナベリウスには、いつも紳士然としているマルバスがウィステリアをおぶって館に来た事を散々からかわれる。
さらにダイアナにもレディを雪の中歩かせるなんてと、紳士失格の烙印を押されてしまった。
マルバスにとって不愉快極まりない扱いだったが、そのお陰でウィステリアはゆっくり休む事が出来そうだ。
その後、ナベリウスと一緒に部屋から追い出されたマルバスは、召使い一人いない屋敷に違和感を覚える。
その事をナベリウスに尋ねると、彼との契約で家族は全員生贄となり使用人も誰も残っていないらしい。
どうもブラックベル家は現在とても面倒な状態にあるようだった。
感想
第三巻、そして第四巻と続けて今回はブラックベル家と剣十字騎士団の戦いが描かれました。
ダイアナはブラックベル家の誇りの回復を願い、剣十字騎士団は今まで悪魔が見える目で350年にわたり王家を支えて来たブラックベル家の排除を目的に動き出しました。
第三巻ではその前哨戦の様子が描かれます。
ナベリウスやマルバスと互角に渡り合う団長や、マルバス達と同格の十三災も新たに登場し戦いは激しさを増していきます。
そんな中でもお互いを揶揄いあうマルバスとナベリウスの様子が今回は楽しかったです。
まとめ
今回登場した団長は奇妙な鎧(ガンダムサンダーボルトに登場したフルアーマーガンダム的な盾をアームで操作する奴)を着ていました。
無粋かもですが、アームの駆動方法や動力源が気になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品はpixivコミックにて一部無料で閲覧いただけます。
作者の星野真さんのアカウントはこちら。