アルマ 3 ヤングジャンプコミックス
著:三都慎司
出版社:集英社
ギジンから攻撃を受けず彼らを無力化出来るゼロ。
そのゼロであるレイを手に入れたモスクワに拠点を置くEUは、レイと因縁の深いシンイェンが籍を置くアジア新連合とも共闘し、ギジンの本拠地アルマへの侵攻を開始しました。
設定・登場人物
空賊(ガミン)
その名の示す通り飛行船を駆り旅人を襲い生きている者達。
リベレーター(解放者)
人類からは最初に制御を外した個体と認識されている。
戦闘タイプのギジンであり、非常に高い戦闘能力を有している。
真山(まやま)
アルマの案内役
首と多脚で構成されたサイボーグ。
作中、何度も殺されたと語っている所から、本体は別の場所にあるもしくは意識のバックアップがある模様。
王宮の道化師を思わせる。
ある真実をルキアナ達に伝える。
あらすじ
アルマへの進軍を始めたEU。
行軍の最中、空賊の襲撃を受けるも大船団を組んでいたEU側は一瞬で母艦を撃退。
その戦闘中、空賊の船からギジンの少女が飛び降りたのを見たレイは、彼女を追って船から飛び降りた。
彼を追ってルチアナも船から飛び出し空賊の小型艇を奪取。
ギジンを抱え落下するレイを水面ギリギリでピックアップした。
辛くもルキアナに助けられたレイが顔を上げると、ルキアナはレイに銃口を向けていた。
空賊襲撃の直前、ルキアナがレイに尋ねた答え。
レイがアルマに行く目的は一緒にいたギジンの為ではないのか。
彼の真意をルキアナは知りたかった。
自分達は今を生きる人々と死んでいった人々の為、ギジンを滅ぼす為にアルマへ向かっている。
レイの答えがもしギジンの為というなら、殺害も厭わないつもりだった。
目的を尋ねたルキアナにレイでは無い声が返答を返す。
「R-215692を再起動するためだ」
答えたのはレイの胸から顔をだした生態部品ペット、ラムダだった。
感想
アルマに侵攻した人類と防衛に当たるギジン達の戦い。
囮作戦を展開したEUはレイとルキアナを先頭にアルマへの侵入に成功します。
この巻では一巻、二巻で語られた常識が次々に覆っていきます。
今回は印象的なキャラクターが二人?登場しました。
一人というか一匹はラムダ、まぁラムダは最初からいたのですが……。
そしてもう一人は真山。
ラムダはそもそも喋れたのかよお前という所から、そんな性格だったのかよという事までツッコミどころの多い鼠でした。
もう一人の真山も人物紹介に書いた様に、重要な事を話しているのですが常にふざけている感じのキャラでした。
なんというかどっちもなんかイライラさせる感じで、ラムダに対するルキアナの対応も非常に共感出来ました。
読者目線でいうとルキアナとラムダの絡みは非常に楽しいやり取りだったのですが、実際やられたらキーってなりそうです。
まとめ
今回、レイはアルマの深部に辿り着きました。
物語も大詰めといった感じでしょうか。続きが楽しみです。
この作品はとなりのヤングジャンプにて一部無料で閲覧可能です。
作者の三都慎司さんのアカウントはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。