漫画

おかしき世界の境界線 1

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龍おかしき世界の境界線 1 裏少年サンデーコミックス
作:村田椰融
出版社:小学館

見えないモノが見える少女千鶴(ちづる)とその友人美凉(みすず)の友情と、二人が遭遇する怪異を描いた作品です。

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登場人物

水卜美凉(みうら みすず)
黒髪ロングの女子高生
裕福な家に生まれ、千鶴会うまでは友人はお金の力で得ていたようだ。
父親が開発したHIMICO(ヒミコ)というスマホアプリを介し、怪異を認識する。

周千鶴(あまね ちづる)
ショートカットの女子高生
幽霊、妖怪等の怪異に対し見る、話す、引き剥がすといった事が可能。
実家は神社。
祖母からの指示で占いや悪霊祓いを行っている。
強い念の力の持ち主で千鶴の思い一つで他者に災いが及ぶ事もある。

志津恵(しづえ)
女子高生の幽霊
両親の事故により一人自宅に残され衰弱死した。

タスケ
公園にいた妖怪
黒く丸い体に目玉と手足と尾の付いた小さな妖怪。
体の大きさを変えられる。
美凉に気付かれた事に驚き彼女を威嚇する。


月光浴が好きな子竜
月の光を浴びて空を泳ぐ様が美しい。

ワタル
ユーチューバー
美凉達と同じ学校の男子生徒。
食べ物を使った動画を上げている。
動画の企画で心霊スポットに入り込み囚われる。

あらすじ

裕福な家に育った水卜美凉(みうら みすず)は高校生になって初めて友人と呼べる存在を得た。

周千鶴(あまね ちづる)。

ショートカットのその女の子は人が見る事の出来ないモノを見て、聞こえない声を聞く事が出来る少女だった。

これまでお金を使い友人を得ていた美凉は、千鶴の周囲を取り巻く怪異の気配に怯えつつ、母と同じように自分を叱ってくれた千鶴との友情を育みたいと考える。

一方、千鶴も美凉といると楽しいと感じていた。
しかし彼女には負の感情を念として人へ飛ばしてしまうという危険な力があった。
その事は祖母からも注意され、千鶴自身、過去の経験から痛い程分かっていた。

友人を欲する心と、大切な人を傷付けたくないという思いを抱えながら千鶴は美凉といる事に強い喜びを感じ、離れなければと思いながら関係を続けていく。

感想

孤独に生きて来た二人の少女が出会い、友情を育んでいく。
ですが二人の関係が親密になればなるほど、些細な諍いが二人を永遠に引き離す危険を孕んでいる。

美凉と千鶴の関係はそんな感じです。
作中、千鶴が思う事は人であれば多かれ少なかれ誰でも思ってしまう事だと感じます。

約束をドタキャンされれば誰だって不満を抱く筈です。
普通であれば腹立たしく思うだけで済むそれも、千鶴の場合は災いとなって相手に振りかかります。
それは相手を大切に感じれば感じる程、強い力となるようでした。

育った環境からか少し人は感覚のずれている美凉と、特殊な力の為、ずっと一人だった千鶴。
二人の友情がどうなるのか、先が楽しみです。

まとめ

一巻では幽霊関係のお話が多かった様に思います。
今後、妖怪も二人にもっと絡んで来るのかなとその辺りも今から楽しみです。

この作品は裏サンデーにて一部無料で閲覧いただけます。
作者の村田揶融さんのTwitterはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのkokorocareの画像です。
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