妻、小学生になる。 5 芳文社コミックス
作:村田椰融
出版社:芳文社
母親の千嘉(ちか)と交際中の浦川広樹(うらかわ ひろき)と三人で会う事になった貴恵(たかえ)/万理華(まりか)。
その広樹と顔合わせをしたファミレスで千嘉は広樹と千嘉と万理華、三人で暮らそうと言い出しました。
登場人物
田中(たなか)
圭介の娘、麻衣(まい)の同僚
恋愛に情熱を燃やすポジティブな女性
あらすじ
引っ越しとなれば今までの様に圭介や麻衣と頻繁に会う事は出来なくなる。
その事を考え沈む貴恵を置いて千嘉は席を外す。
母親の恋人と二人っきりにされて気まずい貴恵に、広樹はごめんねと穏やかに切り出した。
広樹は貴恵の知らなかった千嘉の過去を語る。
それによれば、千嘉の両親は父親のギャンブルが原因で離婚、家庭にも問題を抱えていたようだ。
千嘉は両親の様にはなるまいと結婚生活を頑張っていたが、結局離婚。
子育てについても両親を参考には出来ず、キツイ性格が災いして相談できる友人もいない。
広樹はその事を万理華(貴恵)ちゃんにも分かって欲しいと静かに話した。
彼の話を聞いて貴恵は千嘉の幸せを考え精一杯フォローする。
そんな二人の会話を千嘉は離れた場所で聞いていた。
感想
よくも…よくも僕をだましたな!!!
そうエウメネス(ヒストリエ)ばりに叫びそうになる巻でした。
今回は貴恵の現在の母親、千嘉とその恋人広樹のお話、麻衣の恋愛事情、そして千嘉と圭介の接触までが描かれました。
なんというか、アレはアレで良かったんじゃないかと思います。
雨降って地固まる的な感じでしたし。
あのまま進んでいても良い方にはいかなかったでしょうし。
今回、読んでいて感じたのはやはり食べ物は偉大だという事でした。
イライラした時、気持ちの沈んだ時、美味しい物は一時とはいえそれを忘れさせてくれる力がある様に感じます。
今回の物は美味しさプラス思いやりが詰まっていたので、その力はさらに大きかったのでは無いでしょうか。
まぁ、絶望が強いと何を食べても砂の味しかしないという事もあるのですが……。
まとめ
貴恵の事、麻衣の事、そして貴恵/万理華の母である千嘉の事。
登場する三人の女性がどうなるのか、続きが早く読みたいです。
こちらの作品はピッコマでも一部無料で閲覧できます。
作者の村田椰融さんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。