錬金無人島サヴァイブ 2 アフタヌーンKC
原作:伊口紺
漫画:保志レンジ
出版社:講談社
アビシル連邦とモルト共和国、現在戦争中の二国。
そのアビシル連邦の軍人、錬金術師のニコと炊事班のジン、そして捕虜となっていたモルト共和国のパイロット、タクミは共和国軍の攻撃で大型輸送船が破損、不時着した無人島で協力しながら生き延びる事になりました。
登場人物
サラ
アビシル連邦軍所属の機械整備班所属の女性
黒髪ロングの女性。
運動音痴だが手先は器用で、発電機の修理を行った。
ある秘密を抱えている。
あらすじ
雨漏りのする小屋を修理し、井戸を掘り、以前の住人が植えたリンゴや豆で当座の食料は確保出来た。
その後、ニコとタクミは二人で協力し風呂を作り上げる。
その風呂に一番に入ったニコは小さな猿に服を奪われた。
島は少しずつ肌寒くなっており、風呂を作ったのもジンが水風呂に限界を感じていたからだ。
ニコは服を取り返そうと猿を追った。
辿り着いた先には洞窟が広がっていた。
洞窟は暗く不気味で早々に探索を諦めたニコは、相談する為、風呂の目隠しで使っていた麻袋を体に巻き付け小屋へと戻った。
ニコの話を聞いたジンはこれから冬に向かう事もあり、服の奪還は急務と考えた。
そこで彼は洞窟を探索する為、オイルランプを作る事をニコ達に提案するのだった。
感想
今回はニコの服を猿から取り戻す為のオイルランプ造りから始まり、冬に向けて海で食材探し、ニコの過去と薪ストーブ、新たな遭難者と小屋の断熱化等が描かれました。
今回はその中でも薪ストーブと小屋の断熱化が印象に残りました。
これまで見たり読んだりした遭難物は、大体が南洋の島で凍死の危険のある様な物は少なかった様に思います。
この作品では季節は秋から冬に向かっている様で、登場人物たちも寒さで震える描写が何度か描かれています。
登場人物の一人、ニコが錬金術師である事、それにより輸送船の残骸から薪ストーブを作り出す事が出来、それに機械整備班のサラが加わった事で発電機の修理も完了し、電動工具の使用も可能になりました。
そんな感じで段々と整う環境は読んでいてとても楽しいです。
まとめ
今回のラスト、サラがタクミへ告げた秘密によってまた一波乱ありそうです。
次巻、無人島の四人はどうなるのか、読むのが楽しみです。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。