漫画

外科医エリーゼ 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2020年6月9日 更新日:

プリン外科医エリーゼ 4 フロースコミック
漫画:mini
原作:yuin
出版社:KADOKAWA

パーキンソン病による嚥下障害で喉を詰まらせ、窒息の危機にあったハーバー公爵夫人を救ったエリーゼ。
しかし、喉を切り開き管を差し入れる気管切開術は、それを知らない者にとってかなりショッキングに映った様でした。

広告

登場人物

ハーバー公爵夫人
西国ウェールの大貴族
パーキンソン病を患っている老婦人。
前前世では食べ物を喉に詰まらせ窒息死した。

ミハイル
エリーゼの前前世の夫であるリンデンの弟
かつて自らの行いにより冷え切ったリンデンとの関係を、友人として慰めてくれた。
今世での彼もエリーゼが時折見せる悲し気な眼差しに興味を持ったようだ。

ガーリック
公衆保健部部長
国を襲った疫病の対応に当たっている。
公衆保健部は原因が汚物から発生する毒気にあると分析している。

あらすじ

公爵夫人の命を救ったエリーゼだったが、夫人は皇族。
その体を命を救う為とはいえ傷付けたエリーゼは不敬罪に問われ、百院(罪を犯した皇族が幽閉される場所)に入れられた。

一方、娘の無実を信じるクロレンス侯爵は皇帝に直談判、エリーゼを許してもらえるなら全財産を捧げてもいいと彼に訴える。
しかし、エリーゼをリンデンの妻としたい皇帝は、公爵夫人の処置について詳しく調べエリーゼの行為の是非を問う事を求めた。

このままエリーゼが夫人の命を助けたとなれば、彼とエリーゼの賭けはエリーゼの側に大きく傾く事になる。
皇帝はミスを発見しエリーゼを病院から引き離す事を考えていた。

後日、調査の終わったベン子爵とグレアムを呼んだ皇帝は、処置について二人に尋ねた。
何かミスを掴める筈とほくそ笑んでいた皇帝だったが、ベン子爵の答えは完璧な処置という物だった。

広告

感想

今回は正体を隠していたベン子爵やグレアム達にエリーゼがクロレンス家の娘だと発覚します。
また、戦争の影響でリンデンや兄達も戦地へ赴く事になりました。

SF等のタイムトラベル物で、歴史には復元力があるという物があった様に思います。
具体的には登場人物がどのような行動を行っても、結局過程が変わるだけで結果は同じになるといった物です。

過去にその様な作品を読んだ事がありますが、懸命に事態を回避しようとするキャラクター達の奮闘が全て無駄に感じ、とても悲しかった覚えがあります。

単行本派なので先はまだ読んでいませんが、出来ればリンデンにも兄達にも幸せな未来があればと思います。

エリーゼ、滅茶苦茶頑張ってるんだから、そのぐらいの御褒美があってもいいと思うんですよね。

まとめ

この巻では終盤、疫病の発生が描かれました。
実際の歴史でも猛威を振るったそれにエリーゼがどのように対処するのか、今から読むのが楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのRitaEによる画像です
広告

-漫画
-, , , ,

関連記事

砂丘

そのへんのアクタ 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

そのへんのアクタ 1 ヤングアニマルコミックス 著:稲井カオル 出版社:白泉社 2024年、地球は宇宙から突如飛来した怪物に襲撃されます。 最初の出現地点が伊豆だった為「イズリアン」と名付けられたその …

指輪

僕の妻は感情がない 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

僕の妻は感情がない 1 MFコミックス フラッパーシリーズ著:杉浦次郎出版社:KADOKAWA 仕事に追われ家事をする暇の無いタクマは、中古の家事ロボットを購入します。そのロボット、ミーナに酔った勢い …

恐竜 シルエット

ディノサン DINOSAURS SANCTUARY 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

ディノサン DINOSAURS SANCTUARY 3 BUNCHコミックス 作:木下いたる 監修:藤原真一 出版社:新潮社 死亡事故が原因でブームの去った恐竜。 そんな恐竜を生体展示する江の島ディノ …

犬

暁の犬 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

暁の犬 2 SPコミックス漫画:高瀬理恵原作:鳥羽亮時代考証:山田順子出版社:リイド社 刺客、小野寺佐内(おのでら さない)。その佐内の父親を斬ったかもしれない相手との戦いを考え、彼の中にはその見えな …

うなぎ

あをによし、それもよし 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

あをによし、それもよし 2 ヤングジャンプコミックス 著:石川ローズ 出版社:集英社 元ライフハックブロガーフジワラと再会した山上(やまがみ)でしたが、フジワラは藤原不比等(ふじわらのふひと)として権 …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。