雪女と蟹を食う 5 ヤンマガKC
著:Gino0808
出版社:講談社
北海道の書店で見つけた彩女の夫が書いたと思われる小説。
北は彩女の事が知りたくて彼女を一人ホテルに残し、小説を買う為夜の札幌に飛び出します。
しかし本は買えたものの道に迷い、ニュークラブで働くマリアという女性の家で厄介になる事になってしまいました。
登場人物
マリア
ニュークラブで働く女性
気が強く勝気で明るく優しい女性。
ガタイのいい北に大好きな熊の姿を重ねる。
ニュークラブとは他の地域でいう所のキャバクラ、ススキノでのキャバクラは所謂セクキャバ。
彼女はどうも駄目な男に縁があるようで、同僚たちに北を家に入れる事を心配されている。
家出した過去がある。また整理整頓は苦手なようだ。
涼香
マリアの同僚
得体の知れない北がマリアに近づく事を心配している。
店長
マリアが勤める店「STAR GROSS」の店長
恐らくゲイ。
あらすじ
マリアの言葉に甘え彼女の家に向かったダイゴロウ(北にマリアが付けた名前)。
彼女の家はそれ自体は綺麗だったが、収納が少ないらしく部屋に物が散乱していた。
彼女の同僚に釘を刺されていた事もあり、北は風呂に入りその日はそのままソファーで横になった。
翌日、マリアと共に彩女と泊まっていたホテルを探す。
ホテルは見つける事が出来たが肝心の彩女は既にチェックアウトした後だった。
ホテルに電話番号を尋ねるも個人情報保護の為、教えられないとすげなく断られる。
落ち込む北をマリアは食事に誘い、更に彼女は部屋の鍵とお金、そして個人で使っているスマホまで手渡してくれた。
そんなマリアを不用心だなと思いつつも、北は以前泊った旅館とホテルに受け取ったスマホの電話番号を伝え、彩女からの連絡を待つ事にした。
感想
今回は北とマリアの様子が中心に描かれました。
マリアが北を構う理由、それは彼女が家出をした際感じた心細さを北に重ねているからの様に思います。
何となくですが、彼女は自分を守ってくれる優しい父親を求めているのではと読んでいて感じました。
詳細は分かりませんが、彼女の両親は良き理解者では無かったのでしょう。
また、この巻ではダイゴロウ(北)の冤罪を受ける前の過去が少し描かれました。
前々から妙に筋肉質だなぁとは思っていましたが、知れば納得でした。
まとめ
感想で書いた様に今回は彩女の登場シーンは少なく、物語は北とマリアをメインに描かれました。
終盤のシーン。あんな事されたら惚れるなって方が無理だと思います。
北と彩女、そしてマリアの関係がどうなるのか続きが楽しみです。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
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