タイムスリップオタガール 3 ポラリスCOMICS
作:佐々木陽子
出版社:フレックスコミックス
爆発した妄想を描いたノートをクラスの男子、長谷川に窓から投げ捨てられたはとこ。
自身が感じていたよりもずっと大事になっていたそのノートを追って、はとこは窓からダイブしてしまいました。
登場人物
直輝(なおき)
リュータの友人
彼もリュータと同じく野球部でポジションはピッチャー。
ちなみにリュータはキャッチャー。
はとこは二人がリアルバッテリーである事に気付き、淫らな妄想が浮かびかけるがリア友は駄目と何とか踏みとどまった。
奈々子(ななこ)
はとこの友人、安の姉
はとこは奈々子お姉さんという事で一発で名前を覚えた。
彼女もオタクであり即売会で作った物を売った経験もある。
あらすじ
長谷川が投げたノート(内容は裸の男達が絡み合うやーつ)を追って勢いのまま窓から飛んだはとこ。
中学生の肉体の持つポテンシャルに喜んだのも束の間、自分が空中にいる事に気付き死を覚悟する。
しかし、下が渡り廊下だった事が幸いし擦り傷を負った程度ですんだ。
その後、担任の岡田に見つかり、はとこは保健室で治療を受ける。
その間、教室では騒ぎを知ったリュータが長谷川に「死んでたらとか思わないのか…?」と意見していた。
リュータの言葉で長谷川の中で自分のした事の認識が変わる。
はとこが助かった事で軽い冗談にしようとしていた長谷川だったが、一歩間違えばはとこは死んでいたかもしれない。
その事に気付き後悔と不安が長谷川の中に湧きあがる。
一方はとこは死を意識した事で、タイムスリップの事を思い出し発動条件が謎過ぎると悩みながら、とにかく高所から落下に気を付けようと心に刻む。
その流れでノートの事を思い出したはとこは、謝罪しようと保健室の前にいた長谷川との会話もそこそこに校庭へ駆け出した。
感想
今回は奈々子お姉さんとの出会いが切っ掛けで、はとこ達四人(はとこ、みのりん、タカちゃん、安ちゃん)の合同コピー本を作るという計画が始まりました。
青春を思いっきり楽しんでいるはとこの姿を見ていると、羨ましさと懐かしさを感じます。
長い間、忘れていましたが確かに中学生の頃って無駄にエネルギーが有り余っていた気がします。
集団行動が苦手なので戻りたいかと問われれば正直微妙ですが、体だけはあの頃に戻りたいなぁと少し思います。(お腹の肉を摘みながら)
まとめ
この巻の終盤、はとこは自分の好きな事を正直に好きだと長谷川に宣言します。
そう言い切ったはとこの笑顔は素敵で無敵でした。
この作品はCOMICポラリス公式サイトにて一部無料でお読みいただけます。
作者の佐々木陽子さんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。