漫画

クマ撃ちの女 3

投稿日:2020年5月13日 更新日:

ジビエ料理 鹿クマ撃ちの女 3 BUNCHコミックス
作:安島薮太
出版社:新潮社

チアキの姉から姉妹の過去を知ったカズキ。
彼女からはチアキに狩猟を止めるよう説得してくれと、頭を下げられるのですが……

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登場人物

光本(こうもと)
チアキの師匠
無精ひげの小太り中年。
本職はジビエ専門のレストランのオーナー。
法を破る事を何とも思っておらず、効率を優先する。

あらすじ

ヒグマに襲われたチアキの姉は命は助かったものの、代償として左足を失った。
チアキはその事で姉に消す事の出来ない罪悪感を抱いている様だ。

姉が許すと言ってもチアキは聞き入れず、自分を責め続けている。
チアキは姉への贖罪の為、熊撃ちを続けていたのだ。

チアキに狩猟を止めるよう言って欲しいとお願いされたカズキだったが、チアキの家で撃ったカモと雉で作った鍋を作ってる彼女を見ていると、とても楽しそうで贖罪の為だけとは思えなかった。

さらに言えば姉の事はチアキが狩猟を行う動機かもしれないが、それを問い質せば自分も拒絶されてしまうかも知れない。
そんな事を考えたカズキは何も言えなくなってしまう。

その後、鍋を食べつつビールを飲み陽気に笑うチアキを見ていると、やはり彼女は狩猟が好きなのだと少し安心した。
その事をチアキに言った直後、彼女の電話が鳴る。

直立不動で電話に受け答えするチアキ。
どうやら師匠から呼び出しを受けた様だ。
明日の同行取材に断りを入れるチアキだったが、カズキはその師匠に興味深々で渋る彼女に強引に同行を申し込むのだった。

感想

今回は法を無視し狩猟を行うチアキの師匠光本が登場しました。
彼は人物紹介で書いた様に効率を重視し、法を破る事に全く躊躇しません。

彼の言う様にルールを守って死ぬぐらいなら、法を破っても自分の身を守るべきだというのは、多少、分からないでもありません。
法云々は生きているからこそ守る事が出来ると思います。

死にそうな人にそれは法律違反だから、死を受け入れろというのは確かに人道的にどうかと思います。
ただ、現在の法が間違っていると思うなら、間違ってるよと声を上げる所から始めるべきでは無いでしょうか。

最近でも熊の駆除に回す予算を削減するというニュースを見ました。
多分ですが、ハンターが駆除をしなくなり熊が増え人が襲われた後、どうして予算を削ったんだとか言いそうだなと思ってしまいました。

銃の維持や弾代だってタダじゃないし、相手が熊ならハンターだって命がけだと思うんですが……。

野生動物の駆除は人間のエゴであり、可哀想という意見もあるとは思います。
しかし、自分や自分の大切な人が襲われれば、そんな事は言っていられない様に思います。

駆除も絶滅させる訳では無く、人と動物の住み分けが出来るよう数を管理するという物だと思うのです。
それもエゴだと言われればそれまでなのですが……。

まとめ

今回はアウトローの光本との狩猟の様子が描かれました。
彼の教えをチアキがどう受け止めるのか、大ピンチの光本はどうなるのか、次巻も楽しみです。

こちらの作品はくらげバンチにて一部無料で閲覧いただけます。
作者の安島薮太さんのアカウントはこちら

お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayの昕 沈による画像です。
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