キミオアライブ 1 KCデラックス
著:恵口公生
出版社:講談社
長谷川君生(はせがわ きみお)高校一年生男子。
彼の持つ夢ノートにはしたい事が膨大に書き込まれていました。
登場人物
長谷川君生(はせがわ きみお)
高校一年生
双英高校普通科に通う小柄な男の子。
ノートにびっしりとやりたい事を記入している。
それは簡単に出来そうな物から実現不可能に思える物まで様々。
彼はその記入した事を全て本気でやろうと思っている。
それを叶える為、彼はユーチューバーになる事を決意した。
人の名前を覚えるのが苦手。
権田孤太郎(ごんだ こたろう)
高校一年生
自称一年最強の男。
情報部の九条、コミュ力の高い山岸と組み、スクールカースト上位を狙う。
所謂ヤンキーだが、妙に動画配信に詳しい。
その理由は彼の夢にあったようだ。
八乙女・アンジェリカ・梅子(やおとめ・あんじぇりか・うめこ)
高校一年生
君生に好意を寄せる少女。
実家は極道のようだ。
君生とは病院で知り合った。
須賀清鷹(すが きよたか)
生徒会副会長
優秀な生徒を集めた特進科の二年生。
秩序を好み夢の実現に奔走する君生を目の仇にする。
あらすじ
高校一年生の長谷川君生はやりたい事が山ほどあった。
かつて病院のベッドで書き記し、現在も増え続けるそれを実現する為、君生は恥じる事無くその事を公言し、無理だという周囲の声に屈することなく夢に向かってひた走る。
そんな君生に権田は苛立ちを覚え、君生のやりたい事が書かれた夢ノートを破り捨てる。
君生は自身の過去、難病に苦しみ書く事しか出来なかった事を語り、ノートに書かれたことは全て真剣で大切な夢だと権田に告げた。
そして君生は破られたノートに新たな夢を書き記す。
好きなことで生きていきたい
そのノートを掲げながら、君生は「やりたいからやるんだ」と権田を真っすぐに見つめた。
感想
健康である時は、誰しも明日自分が死ぬなんて事は思わない筈です。
ですが人は次の瞬間死んでしまうかもしれません。
人生は有限であり動ける時間は日々どんどん減っていきます。
昔、お世話になった方が突然亡くなった事があります。
パワフルで死とは縁遠い方だったので、酷く驚いた事をいまも覚えています。
それに前後して大好きなアーティストが立て続けに亡くなり、死はいつ訪れるか誰も予想出来ないと感じました。
やりたい事、やってみたい事、悩んでいる間にも時間は過ぎていきます。
今回、作品を読んで改めてその事を強く思いました。
まとめ
真面目か!
えっと、作品は君生が周囲を巻き込んで、ユーチューバーとしてファンを獲得していく過程が描かれるという物です。
ユーチューバーという響きで軽めな感じを想像していましたが、とても熱い作品でした。
この作品は講談社公式サイトにて第一話が無料でお読みいただけます。
作者の恵口公生さんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。