憂鬱くんとサキュバスさん 1 ヤングジャンプコミックス
著:さかめがね
出版社:集英社
男性を魅了し精気を奪い糧とする悪魔「サキュバス」
彼女はとあるサラリーマンを標的に選んだのですが、そのサラリーマン憂(ゆう)は仕事に疲れ、うつ状態になっていました。
登場人物紹介
サキュバス(さくまさん:偽名)
女性型の淫魔
ブラック企業に勤め重度の鬱状態になった青年、憂に憑りつく。
非常にポジティブな性格で、性欲の無くなった憂を甲斐甲斐しく世話し慈しみ寄り添う。
ステレオタイプな関西人といった性格だが、野球はかぁぷファン。
非常に痩せ型でその事にサキュバスとして悩んでいる。
純愛物が好きだがそれは淫魔として変態行為とされる為、抱きしめられる等の愛情表現的な物に非常に弱い。
あと耳かきにも弱い。
家計の足しにと外国人としてパン屋「パンデミック」でバイトをしている。
憂(ゆう)
鬱状態の青年
仕事による過剰なストレスで鬱状態になった。
基本的に物静かであまり動かない。
責任感が強く抱え込む性格で、さくまに対しても申し訳なさを感じている部分がある。
いつも憂を気遣い寄り添ってくれるさくまの事を、彼も大切に思っているようだ。
ツグナエル
天使
人を慮る気持ちに欠け、憂を無理矢理、社会復帰させようとしている。
下界ではホームレスのような生活をしているようだ。
食欲旺盛で憂の家に度々食事を集りにくる。
メタ助
さくまの後輩
姿を変える事を得意とする淫魔。
サキュバスとしては非常にスタンダードな性格
サキュバス学校では優等生であったさくまを尊敬している。
さくまはその威厳を保つ為、メタ助に嘘を重ねる事になる。
店長
パン屋「パンデミック」の店長
笑顔が基本の女性。
さくまの説明で憂をヒモと勘違いしており、二人の関係性を心配している。
あらすじ
一人のサキュバスがブラック企業に勤めた事で重いうつ状態になった青年、憂に憑りつき性を吸おうとする。
しかし、鬱状態の憂は性欲も消えていた。
どんなに誘惑しても反応の無い憂に、サキュバスは一旦ユウのアパートを後にする。
その半年後、サキュバスは再び憂のアパートに現れた。
夕食の豚の生姜焼きを手にしたサキュバスに、憂は何故居るのかと問う。
「ユーウツのなの治したら、エロい出来るんやろ?だったらウチが元気付けたるわ思うてな!」
サキュバスは魔界に戻り鬱について猛勉強してきたのだ。
彼女はとても前向きで頑張り屋のサキュバスだった。
感想
大好きだったのですが、二年程、作者さんが活動を休止していた為更新が途絶えていた作品です。
この度、2020年4月3日から更新が再開され、諦めが強かった分、驚きと喜びがとても大きかったです。
作品の内容としては鬱状態で性欲の無くなった青年憂と、サキュバスのさくまさん(偽名)の陽気で優しい日々を綴った物となっています。
基本的に鬱にをテーマとしていますが、ギャグテイストですので重くならず読む事が出来ました。
さくまさんの気遣いに溢れた優しさが心に染みる作品です。
まとめ
再開はとても喜ばしい事なのですが、作者さかめがねさんには無理せずのんびり長く続けて欲しいなぁと個人的には思います。
この作品はとなりのヤングジャンプで現在の時点で全話無料で閲覧いただけます。(2020年4月現在)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。