漫画

天国大魔境 第三巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年12月14日 更新日:

ペンキ
天国大魔境 3 アフタヌーンKC

作:石黒正数
出版社:講談社

東京に戻る為、旅を続けるマルとキルコ。
その途中、二人は旅の間に仕入れた物を売る事が出来そうな街に辿り着きます。

それぞれ別れて買い取りしてくれそうな店を回りますが、マルは立ち寄ったゲームショップでガラの悪い連中に絡まれてしまいました。

広告

あらすじ

因縁をつけてきた集団とマルは乱闘を起こした。
マルは相手を圧倒しほぼ一人で彼らを撃退、途中加勢に加わったキルコと共に一旦その場を逃げ出した。

その後、寝泊まりしているマンションの一室で、キルコはマルの過去を聞いた。
彼は物心ついた時から、色んな大人の所を点々としたらしい。
最終的にミクラに引き取られ、ヒルコ(人食い)を倒す術を教わったそうだ。

彼の記憶から「天国」に関する物が出てこないか期待したキルコだったが、彼は自分がいた場所が何処なのかも当時分かっていなかった。

とにかく、目的地である「天国」はその名前と彼の記憶ぐらいしか手掛かりがない。
同じ話をしても無駄ではというマルに、キルコは何度も話せば思い出す事もあるし、気付く事もあると答える。

その後、面が割れたマルを置いて買い出しに出かけたキルコは、過去の事や、街中で聞いた会話から天国についてある結論にいたる。

豊富な食べ物、綺麗な水、清潔な住居、サポートしてくれるロボット達。
天国とは、崩壊前の前文明の事ではないかと……。

感想

今回はマル達は熊と戦い、トキオ達は病を患っていたタラオを失う事になりました。
その過程で判明した、人の中にも人食いと同じ物を持つ者がいるという事実。

世界に何が起きたのか、何故人食いの様な怪物が出現したのか等、謎は解けないまま、物語はどんどん進行していきます。

読んでいて施設にいる子供達は全員、人間の才能という事では説明出来ない特殊な力を持っていると感じました。

そしてそれは外を旅しているマルとキルコにも当てはまります。
マルは人食い(ヒルコ)を殺せる力、キルコは類まれな射撃の才能。

キルコの場合は天性の物ともいえますが、特に厳しい訓練もせず(作中描かれていないだけで、練習していたのかもしれませんが)腰だめでボウガンを当てられるのはやはり異常に思えます。

人の中にある人食いの核の様な物。
それが彼らの力に関係しているのか、先が早く読みたいです。

広告

まとめ

この巻のラストではかなり厳しい状況にマル達は陥ります。
続きが読みたいのですが、単行本派の私が読むのは来年になりそうです。

この作品はアフタヌーン公式サイトで一部無料でお読み頂けます。
作者の石黒正数さんのTwitterアカウントはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのThanks for your Like • donations welcomeによる画像です。
広告

-漫画
-, ,

関連記事

モンゴル帝国

天幕のジャードゥーガル 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

天幕のジャードゥーガル 1 ボニータコミックス 著:トマトスープ 出版社:秋田書店 13世紀のイラン。 奴隷の少女、シタラは学者の家に引き取られる。 当初は自分が育った主人の家に帰りたいと願ったシタラ …

ソフトクリーム

白山と三田さん 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

白山と三田さん 4 少年サンデーコミックス 著:くさかべゆうへい 出版社:小学館 田んぼで溺れていた老人を助けた事で、彼の孫娘、三田民子(みた たみこ)と付き合う事になったラジオ好きの高校生、白山辰彦 …

コウモリ

お役に立つので血をください 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

お役に立つので血をください 1 ヤングジャンプコミックス 著:十五夜 出版社:集英社 仕事に疲れた男、八雲錬(やくも れん)はある雨の夜、橋の下で行き倒れている少女を拾う。 その少女、スミレは人間では …

触診

19番目のカルテ 徳重晃の問診 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

19番目のカルテ 徳重晃の問診 1 ゼノンコミックス 著:富士屋カツヒト 医療原案:川下剛史 出版社:コアコミックス 医師三年目の滝野の子供の頃の夢は「なんでも治せるお医者さん」 しかし、成長し自らが …

洋梨

世界は終わっても生きるって楽しい 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

世界は終わっても生きるって楽しい 1 ガルドコミックス 著:鳥取砂丘 出版社:オーバーラップ 廃墟の街で人間の仲間を求め旅をする少女ヤコーネ。 旅の仲間は六脚ネズミのヤゴと機械のネイ。 小人な少女のポ …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。