波よ聞いてくれ 5 アフタヌーンKC
作:沙村広明
出版社:講談社
ミナレの番組「波よ聞いてくれ」は面白人生相談になりつつあった。
その路線を変えるべく、麻籐は放送作家、久連木の小説の取材に同行するようミナレに指示を出す。
登場人物
穂隠(ほかくし)
巨乳眼鏡
過去に付き合った男に巨乳が怖いと言われ、それ以来自分の胸にコンプレックスを持っている。
トリキュミア花輪
宗教法人「波の智慧派」代表
放送文化の保存と復興を目的にした公益法人「波の智慧派」を立ち上げて、何かを画策している。
普通に犯罪者。
あらすじ
久連木の取材に同行し、和寒(わっさむ)に向かったミナレと瑞穂。
町役場についた三人の前に、ミナレがグングニルと評した胸を持つ女、穂隠が現れる。
久連木の構想している小説はさびれた集落が舞台だ。
しかし和寒町は広く、取材場所のピックアップも土地勘の無い三人には難しい。
それを解決する為、瑞穂が役場の観光担当課に問い合わせ、ガイドとして現れたのが穂隠だった。
取材は順調に進み、夜ホテルで夕食を取りながら飲んでいると、どうやら穂隠は久連木のファンだったらしく二人は意気投合している。
それを見たミナレは嬉しそうにニヤニヤし、瑞穂は穂隠に対抗しようと酒を煽り声を上げるのだった。
翌日、取材を続ける三人は、穂隠の父に話が聞けるというので彼女の案内で山の中にあるという彼女の実家に向かった。
車を降り、林の中を歩くと実家だという建物が見えて来た。
その前衛建築の様な建物の敷地で、ミナレ達三人は突然落とし穴に落下した。
感想
今回は登場人物が余りにエッジが効いているので、ミナレの事が普通に見えてきました。
またミナレ達が大変な事になっている間に、マキエは彼女のポジションを奪いつつあるようです。
まぁ何というか、ミナレの様な濃い人間に惚れた中原を振り向かせるのは相当大変な気もしますが……。
以下好きな作中のセリフ
ミナレ:さっきの夢の続きですけど。
死体を発見した直後、部屋に鶴竜が入ってきて抱きしめてくれたんですけど、これって何スかね?何かの予兆ですか?
久連木:何か事故があった時に、先に犠牲になる存在と、無条件で自分を守る存在が両方欲しいという、性根の浅ましさのあらわれだろうな。
まとめ
今回は謎の宗教法人に監禁されるお話です。
それにしてもあの団体、何でかぼちゃばっかり出すんだよ。
幾ら作付面積が多いからって、かぼちゃ尽くしはキツイ。
こちらの作品はアフタヌーン公式サイトで第一話が無料で閲覧できます。(19年12月現在)
またコミックDAYSでは一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。