漫画

違国日記 第五巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年12月12日 更新日:

ちまき違国日記 5 フィールコミックス
著:ヤマシタトモコ
出版社:祥伝社

人見知りな小説家と、その姉夫婦の遺児の同居生活を描いたお話です。
朝の友人、えみりの母親と会う事になった槙生。
槙生は朝の母親、姉である実里について尋ねるのですが……。

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あらすじ

ファミレスでえみりの母親と会う事にした槙生。
朝とえみりも含めた四人で訪れたその店で、槙生はえみりの母美知子と、朝はえみりと会話を進める。

最初は当たり障りのない子育ての話から入り、やがて槙生は聞きたかった朝の母親、姉の実里について話しを聞く。
其処には自分の知らない姉の姿があった。

分かり合えず距離をとったまま逝ってしまった実里。
「ふつう」である事を高圧的な態度で槙生に求めた彼女が、人付き合いが苦手だったという夫には、何も言わなかった事が槙生には意外だった。

自分の知っている実里であれば、世間一般の常識を目指した筈だ。
しかし実情は、結婚式も上げず籍も入れていない内縁の妻という状態。

その後、話は朝達の介入で槙生の生活態度から、子育ての話に移って行った。
一方、朝とえみりはえみりが男子に告白された話になっていた。

えみりは朝に素っ気無く付き合う気は無いと告げるが、朝はそれにしつこく食い下がる。
それにえみりは男子好きじゃないと答えた。

朝は冗談めかして、それじゃ女子が好きなのとえみりに言う。
それにえみりはハッとした様に、見ていたスマホから目を上げた。

感想

この巻では冒頭のファミレスのシーンから始まり、実里の日記、そして日記を槙生が隠していたと感じた朝のサボりへとお話が展開しました。

この作品を読んでいると、普通って何だという事を強く意識させられます。
世間一般の普通というのは大多数が認める何かであり、結局は多数決で決まった事の様な気がします。

多くの人がそれを認めているから正しい。
確かにそういった側面もありますが、それは少数派を排除する事に他なりません。

人は生き物であり、生き物は常に揺らぎを持っています。
揺らぎは生物としての多様性を生み出し、それが人を世界中で繁栄させたのだと思います。

違う価値観を認め合う世界。
そうなればいいなと思います。

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まとめ

作中の朝の憤りは、他者と比べた自分から出ている様に感じました。
この世界でコントロール出来るのは自分だけで、他人はあくまでその人の人生を生きています。

自分以外に原因を求めると、とたんに生きるのがしんどくなるぁと読んでいて感じました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

こちらの作品はpixivコミックにて一部無料でお読みいただけます。
作者のヤマシタトコモさんのTwitterはこちら

※イメージはPixabayのJason Gohによる画像です。
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