漫画

陽だまりのニーノ 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年8月6日 更新日:

黒猫
陽だまりのニーノ 1 REXコミックス

原作:みなつき
漫画:肋兵器
出版社:一迅社

論理的思考でバリバリと仕事をこなし、社内での信頼も厚いサラリーマン、安仁屋基(あにや もと)。
そんな基の唯一の家族、姉の薫(かおる)が亡くなり、基は薫が飼っていた黒猫を引き取る事にしたのですが……。

広告

登場人物

安仁屋基(あにや もと)
イベント企画会社のサラリーマン
黒髪でスマートな青年。
合理的かつ論理的思考で仕事を進める、仕事の出来る男。
ただ、合理的過ぎて彼の意見、言葉は人間的な情に欠ける。
幼い頃に両親を事故で亡くし、その後は年の離れた姉に育てられた。
実家がカフェだった事で朝に飲む挽きたてのコーヒーを飲む事をルーティーンにしている。

薫(かおる)
基の姉、故人
両親の葬儀で薫と基の面倒を見る事に難色を示した親戚たちに、二人で生きて行く事を宣言。
高校を卒業後、働きながら基を育てた。
彼女の住んでいた実家は猫が多く住む猫島。

ニーノ
薫が飼っていた黒猫
基が引き取った後、何故か猫耳尻尾の幼女になる。
行動は甘えん坊の猫そのもので、不条理を嫌う基の生活を乱れさせる。

宮本(みやもと)
基の同僚
セミロングの女性。
基に想いを寄せている模様。

あらすじ

企画制作会社に勤めるサラリーマン、安仁屋基。

物事を理詰めで考え、スケジュール管理、クライアントの要望による企画進行への対処策など全てを完璧にこなし、部下へのフォローも忘れない(業務に支障を来たさない為)仕事の出来る男だ。

唯一の欠点はその余りに合理的な考え方には、人間的な情緒が無い事だった。

そんな彼が育ての親だった姉の薫を亡くし、彼女の飼っていた黒猫を引き取る事になる。
その黒猫は何故か一晩立つと猫耳幼女(尻尾付き)になっていた。

幼女の行いは猫そのもので、スマートで無駄の無かった基のプライベートに不条理と無駄を生み出していく。

広告

感想

何でも理詰めで考え無駄を嫌うサラリーマンの基。
あらすじではそう書きましたが彼は別にドライな性格では無く、彼なりの一番良い方法を提示しているだけです。

ただ、そこに一切の無駄な説明は無くやるべき事だけを伝える為、かなり冷たく見えてしまっている様です。

そんな基が手の掛かる猫耳幼女のニーノと生活を始める。
作中、基は苛立ちや疲れを見せつつも、ニーノと少しづつ心を通わせて行きます。

言葉足らずな基と自由奔放なニーノ。
一人と一匹がどんな関係を築くのか、先が楽しみです。

まとめ

この巻のラスト、基を求め部屋から出てしまったニーノ。
彼女の前に現れた雨合羽の人物は……、次巻の展開が気になります。

原作者のみなつきさんのTwitterはこちら
漫画担当の肋兵器さんのTwitterはこちら

※イメージはpixabayのDaga_Roszkowskaによる画像です。
広告

-漫画
-, , , ,

関連記事

ハンバーガー

世界は終わっても生きるって楽しい 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

世界は終わっても生きるって楽しい 2 ガルドコミックス 著:鳥取砂丘 出版社:オーバーラップ 父のノートを頼りにカンリキョクに辿り着いたヤコーネ達。 しかしそのカンリキョクの前でヤコーネ達を出迎えたの …

手をつなぐ

正反対な君と僕 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

正反対な君と僕 1 ジャンプコミックス 作:阿賀沢紅茶 出版社:集英社 陽キャなギャルの鈴木みゆは隣の席の男子、谷くんが気になり時折、無茶ぶりをかましてしまう。 そんなみゆの無茶ぶりに谷くんは至極冷静 …

スケートシューズ

メダリスト 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

メダリスト 2 アフタヌーンKC 作:つるまいかだ 出版社:講談社 憧れた選手の様に。 11歳というフィギュアの選手としては遅いスタートを切ったいのり。 しかし、彼女のフィギュアへの想いは強く熱く、何 …

アロエ

フシノカミ 辺境から始める文明再生記 コミカライズ版 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

フシノカミ 辺境から始める文明再生記 コミカライズ版 2 ガルドコミックス 漫画:黒杞よるの 原作:雨川水海 キャラクター原案:大熊まい 出版社:オーバーラップ 村の子供たちと山菜取りに出掛けたアッシ …

ビーフジャーキー

青野くんに触りたいから死にたい 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

青野くんに触りたいから死にたい 2 アフタヌーンKC 著:椎名うみ 出版社:講談社 クラスメイトの美桜の家を訪ねた後、青野に憑依された優里。 彼女が意識を取り戻したのは一日後の学校でした。 その影響か …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。