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ブルージャイアントシュプリーム 第九巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年11月10日 更新日:

レコード
ブルージャイアントシュプリーム 9 ビッグコミックススペシャル

作:石塚真一
出版社:小学館

パリでのライブを終えた一行に、MNCレコードのハインドルからレコーディングのオファーが入る。
彼らは二日間という限られた時間の中で、レコーディング始めた。

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あらすじ

スペインのビルバオでのレコーディング。
やって来たエンジニアはノアという、ビジネスライクな雰囲気の男だった。

いつも通りレコーディングを始めたノアは、大達が作り出す音の強さに驚きを感じる。
彼の驚きを他所に、大はメンバー達に弱いと言う。

ハンナ達三人は十分だと返すが大は納得しない。
そしてノアにも意見を求めた。
ノアは意見を求められた事に驚きつつも、彼の主張を肯定した。

テイクを重ねながら、ノアは考える。
いままで自分はアーティストに意見を言う事無く、ただ奇麗にレコーディングをする事に専念してきた。

それはノアの過去の出来事が起因していた。
レコーディングを終えたスタジオで洩らした感想、その時のピアニストは評論はいらないと彼の言葉を止めた。
アーティストは自分で、ノアはあくまでエンジニアに過ぎないと。

自分の意見などいらない。唯、音を録るだけでいい。
その時、ノアは彼らアーティストが求めているのはそれなのだと思った。

だが、若くエネルギーに溢れた彼らはより良い物を目指し、ノアに意見を求めた。
一日目の終わり、一緒に食事を取りながらノアはナンバーファイブの音をどう録るか思案を巡らせていた。

感想

ノアの先生の言葉。
レコーディングの段階でGoodな物では、CDにした時、それ以下になる。

これは何となく分かります。
やはり、コンサート等で生の音を聞くと、迫力と臨場感、会場の雰囲気も加味され、同じ楽曲、同じメンバーなのにCDなどで聞く場合と比べ、感動は何倍にも膨れ上がります。

最高の物をレコーディングする事で、ようやく良い物が出来る。
今回ノアが目指した物は、ライブの迫力を全て詰め込んだ様な最高のCDだった様に思います。

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まとめ

今回、大達はレコーディングを終え、バンドの出発店ベルリンに戻ってきました。
彼らは因縁のファーストライブの店での演奏を経て、ヨーロッパを巡るツアーも終わり、次はイギリス、ロックフェスに向かいます。

ロックファンに大とアーネストがどんな演奏を披露するのか。
次巻も楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのStockSnapによる画像です。
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