堕天作戦 2 裏少年サンデーコミックス
作:山本章一
出版社:小学館
レコベルとの出会いにより心を取り戻したアンダーは、星を探して放浪を始めた。
魔人の兵隊たちとの邂逅を経て、彼は戴天党の支配する人の街に辿り着いた。
登場人物
シバ
戴天党の総裁補佐官
人の姿をした魔術を使うグラサンアフロ
正体はメイミョー技研団に改造された鵺(ミュータント)
技のポーズがサタデーナイトフィーバーっぽい
ナイスワット
戴天党師団長
前髪ぱっつんのマッチョな魔人
ケレス
戴天党師団参謀
ナイスワットの率いる師団の参謀
柔らかい雰囲気の美形
ゾフィア
樹海に住む不死者の女性
樹海の魔力に当てられ、少し不安定になっている。
あらすじ
戴天党の支配する街に着いたアンダー。
その街で串焼きを食べたのだが、持っていた金は紙くず同然だった。
串焼きの代金代わりに働いている内、彼はこの街で不死者が殺された事を知る。
やったのは戴天党の総裁補佐官、シバだった。
シバは不死者を戴天党に組み込む為接触したが、非協力的だった為始末する事にしたのだ。
彼の使うミラーボールの様な輝きを放つ黒い玉は、不死者を飲み込み虚空の彼方に消し去った。
アンダーは危険を避ける為、街を出て北上、更に面倒を避けようと樹海に足を踏み入れる。
同じころシバも戦闘を回避しようと樹海の端を翳めるルートを選択していた。
数時間後、アンダーとシバは樹海の中で遭難していた。
感想
AIにおけるシンギュラリティ。
人類を超える知性をもった機械。
超人機械。
それは、神の如く地上の人の願いを気まぐれに聞き、魔人や魔竜を作り出しました。
SFではAIの反乱が古くから描かれています。
HAL9000やスカイネットの他、映画マトリックスなどはコンピューターに支配された世界を描いた作品でした。
唯、この作品の超人機械は、余り人類に興味が無かったようです。
感覚でいうと、人が地面を歩く蟻を気に留めない感じでしょうか。
そんな超人機械が戯れに作り出したのが、アンダー達不死者だったみたいです。
これは不死者の一人ゾフィアが語った事なので、真相はまだわかりません。
天の五芒星がその超人機械、人の英知を超えたAIなのかまだまだ謎は多いです。
まとめ
第二巻では不死者、ゾフィアによって世界の成り立ちが語られました。
レコベル、ゾフィアと出会った事で、アンダーの目的はこの世界の秘密を知る事になったようです。
この作品は裏サンデーにて一部無料で閲覧いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。