パリピ孔明 11 ヤンマガKC
原作:四葉タト
漫画:小川亮
出版社:講談社
サマーソニア2020への出場への条件をクリアし、晴れてサマーソニアの舞台に立つこととなった英子。
しかし英子の裏は天才アーティストの名を欲しいままにする、前園ケイジだった。
ケイジは大手広告代理店の御曹司という地位と潤沢な資金をもとに、金と策謀で優秀なブレインを手ごまにし、彼らが作り出した楽曲で人気アーティストとなっていた。
孔明はそんなケイジに真正面から喧嘩を売り、その結果、ラッパーのKABEがケイジに声を掛けられることとなり……。
登場人物
南房と東山の家族
前園ケイジ(まえぞの けいじ)のゴーストライター、イースト・サウスの二人の家族
南房は嫁と二人の子供、東山は両親を亡くし残った妹の夢のため、ケイジのゴーストライターとなった。
ケイジを裏切れば契約により莫大な違約金を払わねばならず、そのため二人は不満を抱えながらも、ケイジに曲を提供していた。
あらすじ
ケイジがKABEに声をかけたこと。
それ自体は孔明の予測の範囲内だった。
事前に孔明から前園ケイジから接触されるだろうことを聞かされていたKABEは、ケイジの誘いを断った。
一方で孔明はケイジのゴーストライターであるイースト・サウスの二人に歩み寄る。
南房と東山、才能にあふれ一部にコアなファンを持っていた二人だが、時代が早すぎたのか、彼らが売れる事はなかった。
そんな時、二人はケイジに声を掛けられ、破格のギャラと引き換えにケイジのゴーストライターとなったのだ。
現在、二人はケイジとの契約に縛られ表舞台に立つことは出来ない。
だが、ステージに未練のある東山も、割り切った態度を見せる南房も胸に燻りを抱いていた。
孔明はそんな二人を使い、前園ケイジに火計を仕掛けようと画策していた。
感想
今回はKABEの引き抜きを画策する前園ケイジから始まり、ケイジのゴーストライター、南房と東山との接触、激辛たこ焼き勝負とKABEの離脱、イースト・サウスの曲「風のロック」とAZALEA(アザリエ)、英子の歌とイースト・サウス、ライブの始まりなどが描かれました。
現状、英子はケイジの工作により、ネット上で悪質なデマを流されており、その上、フェス会場の道の封鎖など、現実的な妨害もされています。
大手広告会社の御曹司という権力と金の力で、人気アーティストとなった前園ケイジ。
巨大な力を持つ彼に孔明の火計は通用するのか。
英子の歌に心を震わせた様子の南房と東山。
家族を人質に取られているも同然の二人はどんな決断を下すのか。
次回も楽しみです。
まとめ
いよいよ始まった英子とケイジのライブ。
裏で色々やっているケイジと、孔明は動いているものの歌の力だけでやり抜こうとしている英子。
二人の対決の行方、そしてマリア・ディーゼルはどちらのステージに立つのか。
早く続きが読みたいです。
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