シネマこんぷれっくす! 4 ドラゴンコミックスエイジ
作:ビリー
出版社:富士見書房
一学期も終わり、鰐人たちは夏休みに入りました。
ずっと疑問なんですが、巻末の特別編に出て来る誰かに似てる先生たちは、なんでずっとカメラ目線なんですかね?
登場人物
ジェームズ・フラン・ライアン
アメリカからの留学生、二年生
好きな映画はプラトーン
戦争映画好きだが、実は日本の少女漫画も大好き
各話あらすじ
・見た目は怪物くん(戦争映画→胸キュン映画)
アメリカからの留学生、ジェームズ・フラン・ライアンは、今までカーストのトップを走り続けていたが、留学先の高校で黒澤と出会い、初めて敗北を経験する。
一学期で国に戻る事になったライアンは、帰国前にどうしても黒澤に勝っておきたかった。
そこで彼は黒澤に、映画カルトクイズでの対決を申し込んだ。
・参ってい・遭難・サバイバル(サバイバル映画)
夏休みという事で、南の島へ合宿に出かけた映研部。
彼らは期待に応える様に遭難し、無人島に流れ着く。
鰐人たちは、今まで観た遭難する映画で得た知識を活用し、サバイバルを開始する。
・熱川、出し物決めるってよ(文化祭の出し物)
夏休みも終わり、クラスの文化祭実行委員に選ばれた鰐人と小津。
鰐人は勝手に選ばれた事(委員選出の際、映画を観ていた為)を納得していないが、小津はやる気満々だ。
出し物をクラスメイト達に出してもらったが、彼らは自分たちのやりたい物を好き勝手に書いていた。
・ユースフル・ドリーマー(鰐人の見た夢の話)
教室で友人と映画撮影の話をしていた鰐人。
彼は次の瞬間、突然河津と二人リングに上がってボクシングをしていた。
自分はチェスボクシング部だったか?と河津に話していると、リングの上ではお喋りするなとノックアウトされる。
次に目覚めた時、鰐人は屋上で松本達に絡まれていた。
・死ね部のおいしい文化祭(映画飯)
文化祭が始まり、鰐人はクラスの出し物、女装男装カフェで店員として働いていた。
其処に黒澤が客としてやってくる。
彼女には石ころ展示と伝えた筈なのにと、動揺する鰐人。
風花咲もそこに加わり、女装した鰐人をニヤついて見る。
話を変える為、二人に彼らの出し物について尋ねると、風花咲は仁義なき戦いに出てきた飯(なんか不味そう)を出す店、黒澤はロミオとジュリエットをクラスの出し物としたようだ。
※「2つで十分ですよ」はこの回で描かれています。
・僕らのユースフルデイズ(映画音楽)
文化祭も午後になり雨が降り出した中、小津は鰐人に勧められ体育館へ軽音部のライブを観に向かっていた。
途中、出会った風花咲と共に体育館に入ると、幕が上がったステージ上には映研メンバーが楽器を持って並んでいた。
・バーニング・小津ちゃん(パニックホラー)
文化祭は幕を閉じたが、大雨により生徒たちは学校から帰宅出来ずにいた。
生徒の為に、生徒会が炊き出しをしている。
ライブでの所業の罰として、映研も炊き出しの豚汁を作らされていた。
そんな中、味噌の在庫が切れてしまう。
鰐人と小津は家庭科室にあるという味噌を求め、夜の学校に足を踏み入れた。
感想
今回は、冒頭の映画カルトクイズ対決から始まり、夏休みを挟んで文化祭へとお話は展開しました。
胸キュン恋愛映画は花村や宮川同様、反吐が出るタイプなので余り観た事がありません。
プリティーウーマンやゴースト等は好きなのですが、日本の作品はイライラしてしまって駄目なのです。
せっかちなので、好きなら好きって早く言えよと思ってしまうのが原因だと思います。
また今回、紹介されていた映画で一番観たいと思った作品はダニエル・ラドクリフが出演している「スイス・アーミー・マン」でした。
ダニエル・ラドクリフは死体という設定なのですが、主人公のポール・ダノが流れ着いた無人島で、その死体「メニー」を活用して脱出するという話みたいです。
でもメニー喋るみたいなんですよね。
なんで死体なのにポールと普通に会話してんの?
……メニーの事がすっごく気になります。
まとめ
夏休み、文化祭と青春のイベントとしては大きな物が二つ収録されました。
まぁ夏休みは遭難の回だけなのですが……。
この作品はComicWalkerにて一部無料で閲覧いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。