シネマこんぷれっくす! 2 ドラゴンコミックスエイジ
作:ビリー
出版社:富士見書房
フォースの導き(おっぱい)によって映画研究部に入部した熱川鰐人。
映研の濃い人たちにも大分馴染んできました。
登場人物
山田曜(やまだ よう)
小津の友人
好きな映画は天河伝説殺人事件
ミステリー好きらしく、様々な推理を披露するがなんか浅い。
御池貴子(みいけ きこ)
小津の友人
好きな映画はアニメ全般
オタク的なアプローチを嫌っている。
千葉真琴(ちば まこと)
高校二年の女子
好きな映画は特になし
花村の友人
空手部、花村のポテンシャルに注目し、空手部の助っ人を頼む。
宮川二郎(みやがわ じろう)
一子の弟、中学三年生
好きな映画は鉄男
気性の荒い乱暴者
重度のシスコン
松本(まつもと)
高校二年の男子
一見、ヤンキーの様だが、見た目だけ。
中身は善良な人。
大体、仲間三人でつるんでいる。
黒澤の奇行の被害者。
各話あらすじ
・御池が叫びたがってるんだ(アニメ映画)
アニメオタクと映画の話になった鰐人。
彼らと話している内、我慢できなくなった小津の友人、山田(隠していたがアニメ好き)が乱入してきた。
・ブルース・リー バイフラワー(ブルース・リー)
女子空手部の千葉は部員が怪我をした事で、部の大会出場が危うくなった。
そこで、苦肉の策として問題児の花村に助っ人を頼む。
・キャッチ・宮・イフ・ユー・キャン(詐欺師映画)
コミュ障気味の先輩、宮川に彼氏が出来たと聞いた鰐人。
彼は黒澤たちの指示で彼女を尾行する。
現れた男は宮川の弟、二郎だった。
彼は極度のシスコンで、姉の一子に近づく男を物理的に排除する様な人物だった。
話を聞くとどうやら二人は、腰を痛め入院した祖母のお見舞いに行くらしい。
彼ら姉弟は祖母に何度もいたずらで騙されており、今回祖母が入院した事を期に彼女を騙そうとしていた。
・くろさわさんが通る(実写化作品)
最近、二年生の階によく行く様になった鰐人。
彼は以前絡まれ、黒澤の蛮行を止めるよう懇願された先輩、松本達と定期的に会っていた。
黒澤たちと付き合っていると、松本達の普通さにとても癒されるのだ。
彼らとの会話の中で、最近実写化された映画の話題になり、会話は実写化されると大体駄目だという流れになる。
それを聞きつけた黒澤が、それに異を唱え乱入してきた。
・ガクトと部室の中の消しゴム(映画の邦題)
何かを忘れているとモヤモヤしている鰐人のもとに、小津が借りていた映画を返しに来た。
その小津に貸していた映画「アップ・ザ・クリーク」の邦題から、映研のメンバーたちは原題と邦題について争いを始める。
・血の昼休み(ホラー映画)
以前も起きた幽霊騒ぎが再燃した為、鰐人と小津は今は各部活の倉庫として使われている、元オカルト研究部の部室を訪れた。
部室にはホラー映画の小物(チャッキー)等が置かれていた。
鰐人は小津にチャイルドプレイについて語るが、小津は妙にノリが悪い。
その後も彼女は、レザーフェイスのマスクを見つけ悲鳴を上げる。
もしかしてと鰐人が尋ねると小津は思ったとおり、ホラー映画が何の為に存在しているのか分からないと答える程、ホラーが嫌いなようだった。
・ヒンディー・余暇(インド映画)
再度、映研メンバーで映画を観に出かけた鰐人たち。
だが何を観るかで揉め、結局映画を観る事無く、食事を取る事になった。
入った店は本格的なカレーショップ。
必然的に話はインド映画、通称「ボリウッド映画」に流れていく。
感想
今回は、アニメ映画から始まり、ブルース・リー、実写化問題等が語られました。
漫画・アニメ・ゲーム等、様々な作品が実写化されますが、原作を知れば知るほど、何で?という展開やストーリーになってしまうのは何故なのでしょうか。
原作ファンには叩かれるし、原作を知らない人達には面白くないと思われてしまう。
誰も得をしないような気がするのですが……。
別にクレームとかでは無く、純粋に不思議です。
日本ではコケる事も多い実写化作品ですが、JOJOや銀魂は原作に忠実でとても楽しめました。
そうそう、コレが観たかったんだよと思える作品が日本でも増えればいいなと思います。
まとめ
作中で触れられたボリウッド映画、鰐人が言う様にミュージカル映画がよく分からない事(普通に話していたのに、突然歌って踊る。何故?)もあり、避けていましたが「バーフバリ」面白そうでした。
この作品はComicWalkerにて一部無料で閲覧いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。