バカレイドッグス Loser 1 ヤンマガKC
原作：矢樹純
漫画：青木優
医療監修：茨木保
出版社：講談社
ある出来事が原因で、辰次達は東京を出て横浜に拠点を移します。
裏路地の闇医者、その続編にあたる作品です。
登場人物
ホームレスの男
犬童兄弟が借りようとしていた物件にいた男
虫垂炎で苦しんでいた。
黒木麻美（くろき あさみ）
妊婦
妊娠35週目のお腹の大きな女性。
かなりキツイ性格で、我儘。
自然分娩を望み、寝具や食事への注文も多い。
瀬戸秀雄（せと ひでお）
県議会議員に立候補した男
彼が婿養子として結婚した相手は、元財務大臣の瀬戸周五郎の娘。
現在は周五郎の地盤を引き継ぎ権力を拡大している。
あらすじ
東京を追い出された辰次達は、横浜に新天地を求めた。
三人が亥三が見つけて来た物件を見ていると、其処にはホームレスの男が倒れ苦しんでいた。
辰次は苦しむ男の治療を口にする。
亥三は金の事を気にするが、辰次はホームレスでも金を用意する方法はあると亥三に返した。
亥三は頭を掻きつつ男に説明する。
男の腹にある臓器を売れば金は作れる。
肺、肝臓、腎臓、小腸。
人間の体に生体提供出来る臓器は幾つかある。
怯える男に辰次は言う。
このまま放置すれば必ず死ぬと……。
男はポケットをまさぐり、小銭と煙草の吸殻等を差し出した。
そんな男に亥三は冷たく、ふざけるなと呟く。
痛みで失神する直前、男はようやく臓器を売る事を承諾した。
辰次が摘出したのは男の虫垂。
男は所謂、盲腸だったのだが辰次はその事を男には伝えず、治療の代償として何か重要な臓器を奪われたと思わせる事にした。
コネも何もない土地で顧客を得る為の先行投資。
ホームレスを通じて闇社会へ噂を流し、また臓器を奪われたと信じさせる事で、無償で治療を受けようとする者を排除する。
その為に辰次は金の払えない男を無償で治療したのだった。
奪われた大切なモノを取り戻す為、横浜の裏路地で再び犬童医院は開院した。
感想
一旦終了し、再開した作品です。
内容的には前作から少し経った後から物語は始まります。
お話としては彼らが東京を出る事になった原因と戦う為に、金とコネを手に入れていくというストーリになるのかな予想しています。
犬童兄弟は、横浜という土地に馴染みが無く、コネも何もない状態からの再スタートです。
主要人物は前作から引き続き、辰次、亥三、鈴の三人で、彼らを中心にお話が展開していきます。
二人の母親、百合子がどうなったのか、また個人的にずっと気になっている鈴の家族について等、今後が楽しみです。
まとめ
前作と変わらず、鈴は相変わらず犬童兄弟に振り回されているようです。
ずっと彼らに付き合っているのに、芯を失わない鈴は強いなぁと感じます。
こちらの作品はコミックDAYSにて一部無料で閲覧できます。（19年10月現在）
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