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十二国記 白銀の墟 玄の月 2

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霧の山白銀の墟 玄の月 2
著:小野不由美
画:山田章博
出版社: 新潮社 新潮文庫

十二国記の第九作目、その第二巻目。
困窮する民の為、王の宮「白圭宮(はっけいきゅう)」に戻った泰麒(たいき)。
彼の身を案じながら王、驍宗を探す李斎(りさい)。

それぞれが民を想い、行動を続けていく。

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基本情報


国は幾つかの州に分かれており、そこを治める州候(州を治める者、都知事や県知事の様な立場)は州師という軍隊を持っている。
州師では禁軍(きんぐん:王の軍)には敵わないが、王が道を失い民を虐げる様な場合は、州候が団結し王を討伐する場合もある。

唯、王の討伐、弑逆は大罪であり心ある州候でも、決断には相当の覚悟を要するようだ。

州候を任じるのは王だが、王宮のある州だけは麒麟が州候を務める。
州の人事に関しては州候に一任されており、基本的に国の官吏が口を挿む事は出来ない。

玉(ぎょく)
玉鉱及び玉泉と呼ばれる泉から産出される宝石。
玉泉は文字通り玉の湧く泉で、小粒の玉を入れれば時間をかけ育てる事が出来る。

厳しい冬と痩せた土地柄の戴は、この玉による貿易で資金を得て他国より食料等を購入していた。
王の不在の折には、この玉の産出量も減る模様。

李斎が驍宗を探し、国一番の鉱山、函養山(かんようざん)に向かったのは、玉を輸出していた範への荷に驍宗の物と思われる帯の一部がまぎれていた為。

土匪(どひ)
鉱山を取り仕切る侠客の様な者達。
工夫の差配や揉め事の仲裁等を行う。
驍宗が行方不明になった文州で起こった乱は、彼らが起こした物とされている。

※思い違い、勘違い等あるかもしれません。

感想

今回、泰麒は李斎と別れ王宮での戦いを始めます。
風の万里 黎明の空の時もそうでしたが、従うべき指示に理由をつけて従わない事の裏には、私欲や保身が隠れているなと感じます。

誰かの力で自分は今の地位についたから、正当な命令であってもその誰かの為に動かないでいよう。
戴の王宮は六年間そんな状態が続いてきました。

政治は腐敗するのが通常で、だから監視の目を緩めてはならないというのをどこかで聞いた事があります。
そんな腐敗した王宮で戦いを始めた泰麒。

風の海 迷宮の岸では泰麒は幼い子供で、自らの存在に戸惑い、自身が選んだ王にさえ怯えていました。
その泰麒が自らの意思を通し、宮中で官吏と戦っている様子はとても感慨深いものがありました。

また驍宗を探す過程で、李斎にも様々な出会いがありました。
彼らとの出会いが今後何をもたらすのか、後半が楽しみです。

まとめ

第一巻の感想で起承転結の起だから、謎は殆ど解けていないと書きましたが、この第二巻でも謎については謎のままでした。

早く続きが読みたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのpcsfishによる画像です。
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