漫画

波よ聞いてくれ 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2019年10月12日 更新日:

モンサンミッシェル
波よ聞いてくれ 2 アフタヌーンKC

作:沙村広明
出版社:講談社

恋人の光雄に金を持ち逃げされた事で、ミナレは更新費用が払えず部屋を出る事になります。
どうしようも無くなった彼女は、藻岩山ラジオのAD瑞穂の部屋に転がり込みます。

広告

登場人物

光雄(みつお)
ミナレの元カレ
甘え上手のヒモ。
基本的にダメ人間。

城華マキエ(たちばな まきえ)
ボイジャーの店長宝田を撥ねた城華亨(たちばな とおる)の妹
兄が起こした事故に責任を感じ、ボイジャーでの手伝いを申し出る。
とても優秀だが、どこか影のある美女。

あらすじ

宝田の事故により一時的に首を免れたミナレ。
瑞穂の家に居候しながら、ボイジャーで働いていた彼女だが、新たに店に加わった城華マキエの存在が、ボイジャーでのミナレの居場所を奪っていく。

更に自分に好意を持っている筈の中原が、マキエを家に誘う場面に意図せず立ち会ってしまう。

中原とはサラッサラの関係でいたいが、それはそれとして何か悔しい。
気持ちがささくれ立つ中、麻籐から電話が入る。

ミナレがメインを張る番組が決まった。
麻籐はそう話し番組名を告げる。

「波よ聞いてくれ」

深夜三時半からのニ十分だ。
番組打ち合わせの為にMRS(藻岩山ラジオ局)を訪れたミナレは打ち合わせの中で一回目は架空実況で行こうと言われた。

昔、アメリカで突然ラジオでアナウンサーが、宇宙人が攻めて来たと喋り出す。
本気で騙された人が続出したアレだ。

実況のテーマは裏切った恋人を刺し殺してしまった女。
台本はあるが、久連木はやる気が無い様で大体のアラスジ以外はアドリブ、しかもオチは丸投げだった。

そんな状況の中、麻籐の「お前を独占したい」という言葉でテンションの上がったミナレは、彼が振るCUEに合わせ第一回目の放送を開始した。

広告

感想

今回はミナレを騙し金を持ち逃げした光雄との決別と、その締めくくりともいえるラジオドラマの制作冒頭までが描かれました。

ラジオ番組も色々な形態があり、音楽、スポーツ、ニュース等が主を占める中、ドラマ、バラエティー等も制作されています。
ミナレがやっている番組は、彼女を軸にした何でもありの企画物という感じでしょうか。

以下作中で好きなセリフ
ミナレ:口頭で(携帯)番号を聞き出してですね……
その音声を電波に乗せてやるんですよ!
どうすか!?このスプレンディッドな復讐方法!!

まとめ

第一回目は架空実況、第二回目はラジオドラマ。
ラジオは音のメディアなので、セリフ量が非常に多いですが(この作品はラジオ以外もしゃべりぱなしだけど)その一つ一つがネタの様で楽しいです。

こちらの作品はアフタヌーン公式サイトで第一話が無料で閲覧できます。(19年12月現在)
またコミックDAYSでは一部無料でお読みいただけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのEnrico NNZによる画像です。
広告

-漫画
-, ,

関連記事

聴診器

外科医エリーゼ 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

外科医エリーゼ 2 フロースコミック 漫画:mini 原作:yuin 出版社:KADOKAWA 前世であるエリーゼとして皇后になる前の状態で再度転生した葵は、以前の歴史を繰り返さない為と、本当にやりた …

アジフライ

放課後ていぼう日誌 第八巻 あらすじ・感想

放課後ていぼう日誌 8 ヤングチャンピオン・コミックス 著:小坂泰之 出版社:秋田書店 夏休み、五島列島での夏合宿を実施中のていぼう部。 その合宿一日目の夜、陽渚(ひな)たちは港で夕食の食材兼物々交換 …

白雪姫

人類を滅亡させてはいけません 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

人類を滅亡させてはいけません 3 ヤングアニマルコミックス 原作:高畑弓 作画:蒲夕二 出版社:白泉社 ラビ―星からやって来たお姫様な幼女リリン。 船が壊れ帰る方法を無くした彼女をサラリーマンの川北理 …

ピルケース

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 3 ゼノンコミックス 著:荒井ママレ 医療原案:富野浩充 出版社:コアコミックス 医療、その中でも薬剤師をテーマに病に向き合う人々を描いた作品です。 今回は …

スープ

ヴィンランド・サガ 第五巻 あらすじ・感想

ヴィンランド・サガ5 アフタヌーンKC 作:幸村誠 出版社:講談社 11世紀のヴァイキングをモチーフに描かれる物語。 スヴェン王の支配するダーツを目指すアシェラッドたちは、冬を越すためマーシア伯領の農 …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。