レディ&オールドマン 7 ヤングジャンプコミックス・ウルトラ
著:オノ・ナツメ
出版社:集英社
行方不明だったシェリーの母との再会も果たし、物語は最大の謎であるロブとラスの不老不死の秘密へとシフトしていきます。
登場人物
謎の紳士
英国出身の男
ラスに興味を持ち、彼と一緒に旅をした。
州議員ハリスの曽祖父の姉と結婚していた。
ハリスの祖父
五十年前行方不明になった州議員ハリスの祖父。
ハリスの曽祖父
謎の紳士の資産を狙い、彼に近づく。
あらすじ
母との再会、ナットとの別れを経て、ロブとシェリーは本格的にロブの弟ラスを探し始めた。
二人は刑事のビルやマダムと協力し、ラスについて調べはじめる。
一方、ラスと出会ったリアは、彼から不死に至った話を聞く。
彼が語ったのは百年前に出会った紳士との話だった。
ラスは相変わらず町ではロブと呼ばれていた。
そこで時計を直した男に兄弟を紹介される。
紹介された男は眼鏡をかけた口髭の紳士だった。
似ていない事を訝ると、義理の兄だという。
男の姉と紳士は結婚したそうだ。
時計の修理を通して紳士と知り合ったラスは、彼に自分がロブでは無くラスだと告げる。
紳士は自分の存在について、暗い感情を持つラスに強い興味を持つのだった。
感想
今回は物語の核心ともいえる、ロブとラスが不老不死になった経緯、また今までぼんやりとしていたラスの心情についても深く描かれました。
複数の人々の記憶の断片で、真実の全体像が浮かび上がります。
ただ、それが分かるのは読者だけで、記憶の持ち主たちが作中ですり合わせをした訳ではありません。
バラバラだったパズルのピースがハマって行く。
今回は読んでいてそんな風に感じました。
まとめ
ハリスが何故祖父との再会を望むのか、ロブとラスの再会は二人にどんな結果をもたらすのか。
最終巻が楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。